PiPi's World 投稿小説

学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

の最初へ
 223
 225
の最後へ

学園の花婿 225

「良くん、ご飯を食べたら帰りましょうね」
「えっ!?もう帰ってしまわれるのですか?」
「良くんには学校があるの。ゆっくりして疲れも取っておかないとどうするの?」
「…そうですか……」
麗那は良一が膝の上にいる為に蓮音の質問に感情を出して答える事が出来なかった。蓮音は麗那の胸の内が見えず、普通の会話が出来て内心喜んだが、良一とまた会えなくなるのでかなり落ち込んでしまう。
「ねえ、お姉ちゃん?蓮音お姉ちゃんとまた会えるよね?」
「ええ、絶対に会えるわよ」
良一は単純で麗那にそんな事を聞いている。

そして良一の準備を整えさせた後、良一達は屋敷を出発する。
「蓮音お姉ちゃん、絶対にまた会おうね?」
良一は蓮音に抱きついて名残惜しそうにしがみつく。
「うん。絶対に良くんに会いに行くからね」「良くん、そろそろ出発するわよ?」
蓮音は良一を離したくなく、しっかりと自分の匂いを覚えさせておくように抱きしめるのだが、非情な麗那はそうはさせない。
「ねえ、蓮音お姉ちゃん、チューしてもいい?」
「うん。有難う良くん」
良一は軽く蓮音にキスをすると、蓮音から離れ麗那の元に駆け寄る。
蓮音はその姿を涙を流しながら見つめる事しか出来なかったが、絶対に良一に会いに行こうと決心するのであった。


良一達を乗せた車は、花園学園の方ではなく、別な方向に向かっている。
良一は景色等全く見ていないのでその事に気付かない。
そして2時間後、良一達はある有名な温泉地に着いた。
良一達一行はその中の一番大きなホテルに向かう。そこは勿論花園グループのホテルであり、麗那は事前に予約しておいたのだ。
「良くんと2泊一緒に過ごせるなんて贅沢な話ね。
ねえ、良くん?また学校が始まるからここでゆっくりしていこうね?」
「うん!僕ね、温泉に来るのは初めてなんだ。お姉ちゃんと一緒に来れて嬉しいな」
幼い頃に良一は麗那達と温泉に行った事はあるのだが、余りにも幼かった為覚えていなかった。麗那の記憶の中には勿論その時の事は記憶されているが、覚えていなかったといって麗那は責めたりしない。
「ふふ…じゃあ一杯思い出を作らないとね」
良一達はまず恒例の温泉に向かう。
麗那は今回の事を3月の初めから計画していたので、部屋と温泉も2ヶ月で作らせた特別なものだった。
GWである為に館内は人でひしめき合っている。露天風呂等はかなりの人が温泉を楽しんでいる事だろう。
しかし、良一達はそんな事は考えなくても良い。「特別」なので貸し切りだからだ。
表向きには「特別室」と書かれてあるが、中には「良くんの間」と書かれてある。
ホテルであるのに、部屋は旅館風であり、麗那の落ち着きたいという意図が見える。

SNSでこの小説を紹介

レイプの他のリレー小説

こちらから小説を探す