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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 221


本来、特別に重要な取引相手で無い限り、花園本邸の応接室は使われない。
そのレベルは、日本で言うと東証一部上場企業の中でも取り分け「大企業」に位置する社長クラスのみだ。
それ以外は本社ビルの最上階に近い応接室か、下の方にある幾つかの応接室の一つが使われる。

今日は実はこの、今良一達が使っている応接室で取引きがあったのだが、麗那の命令で使えなくなってしまった。
花園グループの最上階での取引きは一種のステータスであり、相手企業は憤って帰りそうになった位だ。
今日の花園グループからの参加者は営業統括部・統括部長であり、花園グループの営業部のトップなのだが、それでも相手は帰ろうとしていた。
そこに偶々海外出張から急きょ別件で帰って来た社長が、埋め合わせの為に参加して、何とか取引きは成功したのだ。
「麗那お姉様ったら!何の用か知らないけど、いつも私の邪魔をして!! 花園グループから勝手に離れて、私に無理矢理全てを押し付けたんだから、ここには近付かないで欲しいわ!!」
そして、社長は良一達がいる応接室に激怒しながら向かって行く。
ガチャ! ……ガチャガチャッッ!!
「…………(お姉様!何をしておられるのっ!?)」
苛立ちを見せる社長だが、麗那が壁を隔てて直ぐの場所にいるので文句を言えない。
そしてドアが開いた事は中にも分かるはずだが、麗那達は決して開けようとはしなかった。
その為、社長は秘書に念の為用意させておいた鍵でドアを開ける。
「麗那お姉様…っっ!?」
ヒュンッ…!ガチャン…!
「煩いっ!!」
社長がドアを開けて、麗那の名前を呼ぶだけで、中からコップが投げられ、麗那が社長に怒鳴りつける。
「…何を……っっ!!?」
グッ…!ズダンッ!!
訳も分からず麗那からコップを投げられ、流石にムカついた社長は、麗那に文句を言おうと声を上げようとすると、その次の瞬間には目の前に天井があった。
「…ぐっ…」
そしてその口にはサラの手があり、声を出せない様に塞がれている。
「…おね………」
社長は麗那が何故こんな事をするか、騒がずに麗那に聞こうとすると、視線の先で寝ている良一が目に入り、目を大きく見開き涙流し始めた。
「…良くん…」
社長はふらふらと立ち上がり、良一に近付いていく。
昔とは違う顔付き。だが社長には良一であるという確信があった。寝顔、寝姿が昔と全く変わっていないからだ。
そのまま良一に近付くと社長は良一の前に立つ。麗那達は社長の動きをしっかりと見張る様に見ているが、変な事をしない限り止めようとはしない。
「蓮音、良くんは寝てるんだから起こしたら許さないからね」
良一の寝顔に吸い込まれる様にして良一に近付く社長、いや蓮音に麗那は注意をするが、勿論麗那の言葉等蓮音の耳に入らない。

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