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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 220

ガッ!ズズズッ!!
「ちょ、ちょっと妙さん!」「うわぁぁ!」
「はい、良くん。あ〜ん」
妙は良一と麗那が座っていた椅子を力一杯引くと、良一の前に立ち、最大限の笑顔で良一に料理を差し出す。
「うぅぅ…お姉ちゃぁん…」
「妙さん!良くんが怪我したらどうするの!?」
「あら心外ね、お嬢様。私が良くんに怪我をさせると思って?お嬢様、お嬢様は怪我をされても構いませんが、良くんには絶対に怪我等させませんわよ?」
妙は麗那の言葉に、麗那の顔を見る事無く話す。その間に良一の口に半ば強引に料理を入れていく。
「はい、あ〜ん。はい、あ〜ん……」
麗那達は相変わらずの妙節にもう口を閉じる事は出来なかった。
ここまで我が道を行く人物は良一・麗那達の中では彼女だけだろう。
「はあ…もういいわ。妙さんも久しぶりに良くんに会って嬉しいんでしょう。好きにさせてあげましょう」
「「「はあ……」」」
麗那の言葉に一様に溜息を吐く。
で、良一はというと、
「た、妙さぁん…苦しいよぉ…」
と、苦しみながら極上の料理を食べさせられていた。


良一達は夕食の後、花園家の庭園の様な風呂に入り疲れを取る。
そして麗那の部屋のベッドで川の字になって寝た。

良一は夢の中で思い出す。麗那とセリ・唯、時には桃華と一緒に川の字になって寝た事を。
いつも麗那達にくっついて周り、いない時には妙がいつも世話をしてくれた事を。
だが、夢の中で良一は何か大切な事を思い出せないでいる事に気付く。
この花園家で大切な事を。


次の日の朝は特段変わった事も無い寝起きだった。
いつもの様に麗那に抱きつき、中々起きない。朝食はルームサービスの様な形式で、箸もスプーンも持つ事無く済ます。
そして今日はゆっくりと花園邸を見て回る為に、麗那達と麗那の部屋を出発した。

屋敷を見て回る途中廊下でメイドに会っても彼女達は決して騒ぐ事無く端に寄り、低頭で良一達に礼をする。
麗那は良一といちゃついており、決して彼女達には声を掛けたりしない。それが花園家の当主というものであり、メイド達との身分の差なのだろう。

良一は麗那の案内で、数多くの部屋、大庭園、風呂等を見て回る。その規模の大きさに、その都度良一は驚き麗那を喜ばせる。
昔と然程変わっていないのだが、幼かった良一の記憶には残っていないのだ。

そしてこの日は邸内見学だけで一日を終える。
良一に体力が無いのも原因だが、一日で回れる様な広さでは無いのも原因だ。


次の日、良一達は再び本社「ビル」に向かった。
良一と絶景の中で食事を取りたいと麗那が言い出したからだ。
昼食を絶景の中で取ると、麗那は応接室に向かう。
これも毎度の事で、良一がおネムの時間になり、ゆっくりと休ませる為だ。
「良くん、今日は誰も使わせないからゆっくり休んでね」
「…ぅ…ん……」
初めは麗那の腕の中で寝かされた良一だが、麗那達は今後を決める為に良一から離れる。

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