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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 218

「良くん、ここがとこだか分かる?」
「ううん…分からない…」
良一は余りの豪華さに少しびっくりして麗那に抱きついている。
「そう…じゃあ良くんの分かる場所に行きましょう」
そして麗那は二階に上がり、数多くある部屋の一つに入る。
「あっ…!?ここは…」
「そうよ、ここは良くんのお部屋。良くんが小さい頃にお姉ちゃんとい〜っぱい遊んだお部屋よ」
ここは花園家本邸の良一の部屋である。厳重な警備の元、外から直接入る事も出来るのだが、良一達は本社から地下を通じて入って来たのだ。
本社の一般業務は巨大ビルで行われているが、重要業務はこの本邸の一角で行われている。勿論一部であるとはいえ本邸に入るのだから限られた、選ばれた人物しか入る事は出来ない。
この本邸に至っては花園一族と更に限られた人物しか入る事は出来ないのだ。

「ここはお姉ちゃんの大切な思い出の場所よ。良くんが言った事、した事、お姉ちゃんと遊んだ事…全て今でも思い出せるわ」
麗那は涙ぐみ過去の思い出を思い出している。
良一と離れていた時期にはいつもここで泣いていたのだ。


涙ぐんだ麗那を見た良一は突然麗那を抱きしめた。
「お姉ちゃん。大丈夫だから、僕はこれからはずっとお姉ちゃんの側にいるから泣かないでよ。」
「良くん、ありがとう・・・やっぱり良君はお姉ちゃんの良君だね。」
良一に抱きしめられた麗那はほっとしたのか良一を抱きしめたのであった。

麗那が落ち着くと、良一達は部屋を後にする。
「今度はお姉ちゃんの部屋に行きましょう。お姉ちゃんの部屋でゆっくりしようね?」
「うん!」

そして麗那の部屋に移動すると、良一達は椅子に座り、麗那はベルを鳴らす。
バタバタバタバタ!!
コンコン…
「いいわよ、入って」
ガタン!
「お嬢様、いつお戻りになったのですかっ!?」
やたらと効果音を描いたのは、それに見合うだけの勢いだったからだ。麗那の部屋に入ってきたのは、初老の女性。にも関わらず元気印で、この女性は麗那の世話役であったのだ。
「と、お嬢様はいいとして… 良くぅ〜ん、お帰りなさぁ〜い」
もう何年も会っていない良一を一目で見分け、麗那の事を放り出して良一に飛び付く様に頬擦りをしてくる。
「うぅぅ……お姉ちゃぁん…この人誰なの…?」
「あははは…良くん、妙さんを覚えていない?」
泣きはしないが、困った表情の良一。そして相変わらずの妙に苦笑の麗那。
「妙さん…?」
「うん、お孫さんの次に良くんを可愛がってくれてた妙さんよ。お姉ちゃんが学校に行ってる時、よく遊んでくれてたでしょう?」
麗那の言葉に良一は漸くハッと思い出す。

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