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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 217

「さあ次に行きましょう。お姉ちゃんが良くんに見せたかったのはこんなつまらない所じゃないから」
麗那は再び良一の手を引いて、先程とは違うセキュリティの付いたエレベーターに乗る。
因みに「つまらない所」がもしダウンしたら… 世界の経済が破綻まではいかないが、世界経済は世界恐慌並みの大混乱を起こすだろう。

良一達は1階に到着する。
そこには高級そうな、いかにも「重役です!」といった服を着た男性や女性、その側近であろう人達が忙しそうに働いていた。
「皆、良くんよっ!!」
そこにいた者は忙しくてエレベーターで到着した良一・麗那一行に気付いていなかった。
しかし、麗那が一声上げると、麗那の声に反応して一気に振り向き、全員直立不動になる。
「あの方が…」「漸く総帥の夢が…」
ここにいる者達はビルにいた者達とは違い、麗那がまだグループでバリバリ働いていた頃から良一の事を聞かされていたので、良一の存在が分かるのである。
ここは花園グループ総本部。
重要な意思決定がグループ内に下される中枢機関であり、グループの心臓部分だ。
そして麗那が独裁国家の独裁者ばりに右手を上げると、一様に拍手が起こる。
「良くん、ここはね花園グループの中枢部分よ。良くんには面白く無い所だけど、一応こんな所がある事だけは教えておくね」
「ふ〜ん、そうなんだ。皆頑張ってるね」
良一と麗那はそんな事を話しながら、いつの間にか出来た左右縦一列の列の中を歩いていく。
そしてその列が終わり、「社長室」と書かれた部屋に入る。
「あれ?誰もいないんだ。まあいいわ。次に行きましょう」
社長室は流石に豪華な造りであり、それでいて落ち着く造りになっている。
しかし、社長室である人物と会わなかった為に麗那はちょっとしたトラブルに成るのであった。
「本当だ、誰もいないね。ねえねえ、次は何処へ行くのお姉ちゃん?」
麗那の裾を引っ張り尋ねる良一であった。
「ふふ…もう直ぐ着くわよ。それまでお楽しみね?」
麗那は良一を連れて社長室の奥の一際大きな頑丈なドアの方に向かう。そこにもセキュリティが設置されており、暗証番号及び掌紋照合システムが採用されている。
ここに来ると良一と同じくどこに行くか分からなかった桃華ももう目的地が分かっており、微笑ましく良一を見つめる。
「さあ、良くん行きましょう」

ゆっくりと開く扉。その先には社長室とは比べ物にならない位豪華で華やかな部屋が広がっていた。

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