PiPi's World 投稿小説

学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

の最初へ
 214
 216
の最後へ

学園の花婿 216

「うわぁぁん、お姉ちゃぁん!」
良一は麗那の声を聞いた途端、姿を確認した途端麗那に抱きつき激しく泣き始める。余程怖かったのか、必死に顔を押し付ける様に泣いており、麗那も泣き止むまで必死になだめる。

良一が漸く泣き止むと、麗那は良一をしっかりと抱きしめ、周りをセリ・桃華・唯で固めさせ、サラと千乃にしっかりと警備させながら最上階に向かう。
麗那がいるだけでエレベーターに同乗したいと思う者はまずいないのだが、麗那はエレベーターに乗っていた者を無理矢理下ろし、自分達で独占する。

エレベーターは最上階に着く。
最上階は社長室や重役の部屋ではなく、展望デッキのあるカフェテラスになっている。これは麗那がまだこの会社にいる頃、従業員に憩いをという配慮から作られた。
麗那は良一をここに連れて来て、「花園」の世界の広さを教えてあげたかった。
地上数百m。世界でも名だたる企業からの眺め。良一に花園グループの重圧を掛させるつもりは毛頭無いが、良一にはこの世界を知って貰いたかったのだ。
「良くん、凄いでしょう?」
良一を前に立たせ、後ろから抱き締めながら麗那が尋ねる。窓には近付いていないのだが、それは良一が高所恐怖症だったら嫌なので予め近付かないのだ。
「うん…お姉ちゃん、凄いね…」
目の前に映る大都会のビル群。それを全て見下ろし、遠くには海も山も見えている。
この広大な景色に良一は見いっており、この景色に感動していた。

そして良一がこの景色を堪能すると、良一達は地下5Fに下りる。
エレベーターを下りた所にセキュリティの扉があり、部外者は入れない様だ。
麗那が暗証番号を入れると扉が開く。すると再び扉が現れ、麗那は再び別の暗証番号を入れる。
次は扉が現れたのたが、指紋照合のタイプのセキュリティであり、麗那が指をかざすと扉が開いた。
目の前にあったのはただ一直線に続く幅10m程の通路。蛍光灯はしっかりと照らされているが壁が白の為、真っ白の世界が只ひたすら続いている様に見える。
そして、一台の車。これは花園の家紋が入っており、どうやらこの車で移動する様だ。
良一達はこの車、電気自動車に乗り込む。音は静かで速さも結構速い。

車は5分程走り、突き当たりに到着する。そこにもセキュリティのある扉があり、今度は一つしか扉が無かった。
麗那が扉を開け、目の前のエレベーターに乗る。
そしてB3階に到着すると、そこは巨大な部屋があり、無数のコンピューターと大きなスクリーンが数ヵ所設置されていた。
「良くん、ここも凄いでしょ?ここはね花園グループの中枢部分。主要グループ各社のシステムが全てここに集結してるのよ」
「…………」
良一は余りの規模に目を丸くして口をポカンと開けている。

SNSでこの小説を紹介

レイプの他のリレー小説

こちらから小説を探す