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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 215

それは麗那が用事があるからなのだが、良一は本邸に早く行けなかった事は、麗那とずっと一緒にいれるので何とも思っていない。
「うわぁ〜、凄い大きな建物だね〜」
「ここは花園グループの本社よ。お姉ちゃんの用事が終わったら、色んな所を案内してあげるね?」
「うん!」
麗那は良一をエスコートして玄関に向かう。
ピリリピリリ……
「はぁ、こんな大切な時に誰よ。セリちゃん、良くんと先に行ってて」
「分かりましたわ、良くん行こう?」
その時麗那の電話が鳴り、麗那は憂鬱そうに電話に出る。
「もしもし…………」

良一はセリ達と共に本社に向かっていた。千乃は麗那の秘書なので、麗那の元に残り、唯、桃華、サラが一緒だ。
「うわぁ〜、本当に凄いね。セリお姉ちゃん、ここ何階位あるの?」
良一ははしゃぐ様に玄関の中に入って行く。
「良くん、あんまり走ったらこけるから気をつけてね?」
セリや唯は元気な良一を見て、思わず微笑んでいたが…
「おいっ、ガキっ!ここは遊んでいい場所じゃないんだ!さっさと帰らないと痛い目に合わすぞ!?」
セリ達が良一に追い付くと、良一が泣きそうな顔で守衛と思しきオヤジに怒られていた。
「止めなさい!それ以上言うと許さないわよ!!」
セリは良一の元に急ぎ駆け寄り、良一をなだめる様に抱き締める。
「あっ、これは月丘のお嬢様。ですが…」
「煩いですわ!」
「それに白鳳院のお嬢様…」
守衛は花園三分家の内の二人のお嬢様に怒鳴られて、漸くヤバイ事をしたと気付く。
「も、申し訳ありま…」
「今すぐ守衛長を呼びなさい!」
「は、はい。只今…」
守衛は何か分からないが兎に角謝っておかないとヤバイと思い謝ろうとするが、それより先にセリが近くにいた別の守衛に守衛長を呼ぶ様に命令する。

「うぇぇん、怖かったよぉ…」
守衛長が来るまで、セリ達は良一をなだめるので忙しかった。
そして、5分位して漸く守衛長が走って来ると。
「この者を今すぐクビにしなさい!それから貴方の管理責任も問うから覚悟しておきなさい」
セリは守衛長が着くなりそう宣言する。しかし、何が起きたか全く理解出来ない守衛長は焦った様子で最大限下手に出てセリにお伺いを立てる。
「あの…一体何が起こったのでしょうか…?」
「この子は…」「花園の次期当主、つまり私の婚約者よ」
セリが説明しようとすると、後ろから麗那が説明をする。
守衛と守衛長は顔が真っ青。守衛に至っては足をガクガクと震わせ、今にも倒れそうだ。
「お姉様、見ておられたのですか?」
「いえ、今来たばかりよ。でも、良くんの状態を見れば明らか!」
セリが麗那の方に振り向き麗那に尋ねる。麗那もセリには普通に対応するが、語尾の部分で再び二人を睨み返す。
「…あの…それは…」
「もう貴方達の顔を見たくないし、声も聞きたくないわ。早く私の良くんの前から消えなさい!!」
麗那が罵声を上げると、同じくキレていたサラが二人を追い払う様に外に連れていく。

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