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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 214

全員が良一を見守る中、麗那は良一を抱えたまま、グラスのワインを口に入れるのであった。



「…うぅぅん……」
「良くん、お早う」
次の日の朝、良一は学園長室のベッドで麗那に抱き締められながら朝を迎える。
「良くん、今日からゴールデンウィークだからお出掛けしようね?」
まだ良一は完全には目覚めていないのだが、麗那はそわそわしながら良一を起こそうとする。

「お姉ちゃん、今日はどこに行くの?」
結局あれから30分して良一は起きた。
今は恒例の朝食をしながら麗那に尋ねている。
「今日はね、良くんとお姉ちゃんのお家に行くのよ。良くんが朝ご飯を食べたら出掛けようね?」
「うん!」
良一は行き先を聞くと嬉しそうに食のスピードを上げる。勿論麗那やセリに食べさせて貰いながらだが、麗那はそんな良一を苦笑しながら見つめる。

朝食が済み、準備も終わると良一と麗那、セリ、唯、桃華はリムジンに乗り込む。
今回、他にサラと千乃も同行しており、千乃が運転、サラは助手席に座っている。因みにマルスは留守番だ。
良一はリムジンの窓から約一ヶ月半振りの外界の景色を見て新鮮に感じる。
「どうしたの、良くん?」
ボーッと窓の外を見る良一に麗那は気になり尋ねる。
「お外が綺麗だなと思って…」
「良くん…あんな山奥は嫌…?」
「ううん…お姉ちゃんと一緒ならどこでも良いよ」
良一の目に映る景色を見て、麗那は不安になった様だ。良一は外を見たままだが、何の気遣いもせず、本心のままを麗那に伝える。
「良くん、有難う」
麗那は良一の言葉に満足して良一を抱き締めるが、
(偶には良くんと外に出ないといけないわね。良くんの心を救うのは私の生き甲斐だから)
と心に誓う。


「ねえねえ、お姉ちゃんそういえば僕とお姉ちゃんのお家ってどんな所なの?」
ふと良一は自分と麗那の家が気になり始めた。


「昔、良くんとお姉ちゃんがい〜っぱい遊んだあのお家よ。良くんの為にあんまり変えてないから、懐かしいと思うわよ」
良一は頭の中で昔の事を思い出す。麗那にいつもくっついていた事、麗那の後ろをいつも付いていた事、隠れんぼやおママゴト… 色んな事をしたあの日が走馬灯の様に思い出され、懐かしく思える。
「ねえねえ、お姉ちゃん。早くお家に行こう?」
良一が麗那を急かすと、それを聞いていた千乃は涙を浮かべアクセスをふかすのであった。


リムジンは花園本邸には結局向かわず、大きなビルの前で停まる。

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