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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 206

サラやマルス達警備局の面々も勿論乗っているが、それでも全員ではない。
実は今回の人選には梓による試験があった。
その試験の内容とは、良一と麗那に対する忠誠度である。
良一を好きや愛しているだけでは勿論選ばれない。
好きや愛しているだけで良一が万が一の時守れるか。良一は自分にとって何なのか。良一に何をしてあげて、何を求めるか。
それを試験したのだ。
試験はされた本人にもいつされたのか分からない程自然な会話の中で行われた。
勿論普段の行動等も重要視されたが、行動だけでは分からないので、試験が行われたのだ。
今回参加するメンバーは、良一、麗那、セリ、唯、サラ、マルス、梓、陽子、百合子、瑞穂、千乃、ひより、リノア、そして警備局数名である。
料理人や船を動かす技術者数名(船の外観は古風あるものだが、一応動力船である)もいるのだが、メインは上に書いた人物達だ。
そして、今回未だ良一が会っていない、良一にとって思いがけない人物がこの船に乗っていた。

良一はある程度料理を食べさせて貰うと麗那と共に外に出る。
中は和風の中にも洋風を取り入れた豪華な内装。外は古風のある純和風の外装で、見るだけで心が落ち着きそうだった。
良一は竹で作られた椅子で湖の風景や、取りつけられている提灯を見ている。
そして夕涼みが終わると、再び中に戻る。
「良くん、バーベキューを用意してくれるらしいから、お肉でも食べましょうか?」
「うん」
麗那は良一の返事を聞くと、抱っこしていた良一を降ろしてバーベキューの準備をしに行く。
良一はセリと共にソファーに戻ろうとする。
そこに…
ピトッ…
良一の背中に誰かが抱きついた。
「…………」
その人物は良一の背中に顔を押し付け、何も話さないが、良一は何故か動けなくなりそのままされるがままにしていた。
やがて良一の背中は濡れた感覚が広がっていく。
「…良くん、大きくなったね…」
良一はその声を聞いた瞬間、慌てて後ろを振り向く。
「…美都乃先生…?」
そこには良一が小学校の時、いつも甘えていた担任の佐々木美都乃が嬉し泣きをして良一を見つめていた。

「良くん」
「美都乃先生…美都乃先生ぃっ!」
その人物が美都乃と分かった良一は、美都乃に飛び掛る様に抱きつく。
そして美都乃の胸で激しく泣きじゃくるのである。

「うぇぇん…美都乃先生ぃ…」
「良くん、良くん」
良一はずっと泣き続けているのだが、美都乃はずっと良一の頭を撫で続けて良一を諭している。
「良くんったらよっぽど嬉しかったのね。それだけ美都乃ちゃんの存在が大きかったという事かしらね」
麗那はいつの間にか戻って来ていて、美都乃に抱きつく良一を微笑ましく見つめている。

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