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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 202

麗那はフッと息を吐き桃華から視線を離したが、最後は真剣な眼差しになり、桃華を再び見つめる。
「…お姉様と同じでは答えになりませんね。良くんの為なら死んでも構いません。良くんが全て。良くんに私の全てを投げ出しますわ」
「……。
ふふ…分かったわ。いえ、答えは初めから決まっていたわね」
麗那は嬉しそうに桃華の答えを受け取ると、桃華を抱き寄せ、その胸に良一を抱き締める様に抱き締めた。
「桃華ちゃん、有難う。これからも良くんをお願いね」
「…うぅぅ…お姉様…」
桃華は漸く麗那に本当に認められたのが嬉しいのか、普段は絶対に見せる事が無い涙を麗那の胸の中で溢れる様に流すのであった。

それから暫くして、桃華は落ち着いたのか、麗那から離れる。
桃華が照れ臭そうに麗那を見ると、二人は母と娘、姉と妹の様な表情で微笑む。

それから二人は良一の過去の話、この学園に来てからの話で盛り上がる。
それが一段落つくと、麗那はずっと気になっていた事を桃華に質問する。
「ねえ、桃華ちゃん?桃華ちゃんは愛ちゃんの事はどう思うの?」
桃華は突然の質問に目を丸くするが、いつかは来る質問であったので、麗那に本心を話し始める。
「…愛さんの事ははっきり言って分からないと言うのが本心ですわね。
……良くんが好きなのか、嫌いなのか… お姉様や私の事をどう思っているのか…
愛さんとの今までのお付きあいで、従姉妹としては信用は出来ますが、良くんの事に関しては信用、信頼は出来ませんわ」
桃華の答えに麗那も同じなのか、麗那は頷き湖を見つめる。


それから二人はまた無言の時を過ごす。
「…そろそろ愛しの良くんの元へ戻りましょうか」
「はい」
麗那が立ち上がると、桃華も同じ様に立ち上がる。
そして、麗那が良一の元へ歩き出すと、桃華は麗那にソッと寄り添う様に麗那と腕を組むのであった。


「セリちゃん、有難う。良くんは?」
麗那が良一とセリの元に戻り、セリの方を見ると、良一はまだセリの腕の中でスヤスヤと眠っていた。
因みに桃華は生徒会としての仕事があるので、麗那と途中で別れ生徒会に戻った。
「もう…良くんったら良くんね」
麗那は良一がセリの胸に抱きつき、無意識にセリの胸をしゃぶっていたのを見て、呆れつつも良一らしいと思うのである。
「所でセリちゃん。例の準備は出来てるの?」
「ええ。ただ、人選はお姉様と梓先生にお任せしますわ」
「ええ、分かっているわ。大胆の人は決まっているから。後は梓先生に任せているから、時間になったら分かるわ」
麗那はこれだけ話すと、良一を見つめこれ以上は口を開かない。
セリの胸を無意識の内に肌蹴させ、チュパチュパとしゃぶる良一を愛おしそうに見つめる。
桃華の気持ちを聞いて、麗那の心は凄く軽くなった様である。


太陽が真上から少し傾いた頃、良一は眠そうに起き上がる。

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