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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 201

良一は麗那とセリに挟まれる様にして座っている。
毎回恒例の至れり尽せりだが、今回は特別に、希望する教師にも麗那は良一に食べさせる事を許す。
「麗那お姉様、お願いがあるのですが…」
麗那がニコニコしながら良一が食べる様子を見ていると、桃華がモジモジしながら麗那に話しかける。
「なぁに、桃華ちゃん?」
「私も良くん…いえ、良一様に食べさせてあげたいです」
桃華は本当は自分の料理を良一に食べて貰いたかったが、今回は準備等があり、それ所ではなかった。
だから、せめて良一に食べさせ、良一の喜ぶ顔が見たいのだ。
「ふふ、いいわよ。良くん?桃華ちゃんが食べさせてくれるって。こっちを向いて?」
「ほんほう?」
良一は口一杯に入れたまま麗那の方を向く。
「ふふ…」
「ふふふ…」
その様子を見た麗那と桃華は、思わず笑ってしまう。
「良くん、本当に可愛いわ」
「ええ、良一様はいつも可愛らしいですわ」
桃華は良一のあどけない姿を見ると、良一の幼い頃の姿を思い出す。
今も昔もこういった姿は変わっておらず、その度に良一の口元を拭いてあげたものだ。
今回も桃華は良一の口元を拭いてあげ、口の中が空っぽになるのを待つ。
そして良一の口の中が空っぽなると、桃華は昔と同じ方法で良一に食べさせてあげるのである。


良一はお腹が一杯になると、恒例のお昼寝タイムに突入する。
その頃には生徒達も昼食を終えており、生徒達は学年関係なく、入り混じってお喋りをしていた。
「セリちゃん、良くんをお願い出来るかしら?」
麗那は良一を抱き締めていたが、思う所があるのかセリに良一を預ける。
また、セリも麗那の意図する所が分かっているのか、頷き麗那から良一を受け取る。



麗那は桃華を連れだし、二人きりで湖畔で佇んでいた。
「良くんも楽しそうだし、今日はやって良かったわね」
「ええ、良くんの笑顔が他の何よりも心の活力です」
桃華が「良一様」ではなく、「良くん」と呼ぶ事に、麗那は何も言わない。
二人はそれっきり湖を見たまま何も言わなくなる。

それから暫く無言の時が流れる。
「桃華ちゃん?良くんの事どう思ってるの?本心を教えて?」
この数分か数十分か分からないが、ずっとこれを言うタイミングを計っていたのか、それとも別なのか…麗那は重い口を開く様にポツリと桃華に質問する。
「…………」
麗那の質問に、桃華は麗那を見つめ続け口を開かない。
麗那も桃華の答えを急かす訳でもなく、桃華をジッと見つめていた。

また、無言の時が流れる。
その間、二人はお互いが見つめ続け、一言も喋ってはいなかった。
「…桃華ちゃん、ご免なさい。私が馬鹿な質問をしたわね。桃華ちゃんは昔から良くん一筋。良くんがいた時も、良くんがいなくなってからも、そして今もずっと良くんの事だけを考えているわね。
…だけど、これだけは聞かせて。良くんに対する決意を」

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