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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 199

この後着く会場の設営は少しずつ用意しておいたので、あまり時間は必要としなかった。
さあ、話を戻すが、良一達は今、少し高台に来ている。
そこは学園全体とは言わないが、ある程度の学園の敷地を望む事が出来る場所だ。
今回の会場となる湖もここから一望出来、良一はそこに生徒達が少し集まっているので、そこが今回の目的地である事を知る。
「お姉ちゃん?今日はあそこに行くんだよね? あそこで何をするの?」
「ふふ、それは着いてからのお楽しみよ」
麗那は良一の問いに笑顔を見せてはぐらかす。いつもは良一の質問に対しては必ず答え、勿体ぶる事は無いのに、今回はやけに勿体ぶっている。
「ふ〜ん、そうなんだ。ねえ、お姉ちゃん?じゃああそこにある建物は何? 僕、あの建物見た事無いよ?」
良一は先の質問に対しては麗那の答えを尊重し、それ以上聞かない。
しかし、この高台から見える建物。学園からは正反対にあり、今まで見た事も無い建物が気になった。
「流石良くんね、目の置き所が違うわね。あそこはね、花園学園の大学よ。あそこには良くんの知ってる人もいるから、いつか連れて行ってあげるね。
普段は完全に隔離してるから、大学の人達とは会えないけど、良くんは特別だから、時間が取れたら行ってみようね」
麗那は良一が良一の知る人と会い、良一が喜ぶ顔を想像すると嬉しくなる。
「さあ、良くん。会場に行きましょう」
麗那が合図すると、馬車は会場に向けてゆっくりと動きだした。



馬車はゆっくり移動し湖に到着する。
まず唯、セリが馬車から下り、続いて麗那が良一を連れて馬車から下りる。
「お姉ちゃん、凄いね」
良一の目に映ったのは、辺り一面の様々な花と思い思いに着飾った生徒達。
会場はその花々の中に作られている。
中央に本館から続く赤い絨毯。
その奥には良一と麗那達、そして梓と学年主任三人、サラとマルスが座る特別席。勿論良一と麗那の席は玉座並の特注なもので、豪華なものだ。
赤い絨毯の両脇の片方のスペースには、生徒席。ここにはレジャータイプのベンチとテーブルが置かれており、生徒達が余裕で座れる様になっている。
そして、もう片方のスペースには、ステージの様なものが用意され、そこには良一の幼い頃の写真が沢山並べられていた。

良一達が座ると、桃華が生徒達の前に出てマイクを手に取る。
「皆さん、今日一日は普段のお勉強の事は忘れて、良一様の事をしっかりとお知りになって下さい。
私達の良一様がどんなお子様だったか。あちらのスペースには良一様の小さい頃のお写真があります。

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