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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 196

桜も散り、陽気も入学した時より暖かくなった四月下旬。
本館会議室では麗那・セリ・唯・梓・サラ・マルス、桃華・愛を初めとする生徒会役員が極秘プロジェクトについて話し合っていた。
「それで良くんをどうやって連れて行くの?後、良くんの警護は?」
「はい、良一様には特別な乗り物を御用意致します。警護は警備局の方全員と私達生徒会が致しますわ」
麗那と桃華が真剣に話し合い、セリやサラ・マルス達が時折意見を述べたりしている。
数日後に控えた大イベント、麗那にとっても警備局、生徒会にとっても重要なものなのだ。


そして、明日からゴールデンウィークとなる日。
朝からセリ、サラ達料理の出来る者達は麗那の部屋の一角にあるキッチンに集まり忙しそうに動いていた。
因みにこの学園のゴールデンウィークは、普通の学校とは違い、企業の様な大型連休にしている。(その代わり休日となる土曜日に何度か出席しなければならないのだが)
そして良一はというと、相変わらず麗那に抱かれて静かに眠っていた。


生徒会は忙しさの真っ只中にあった。
前日の昼から生徒の中から有志を集い、準備をしていた。
その人数は50人。しかし、それでも準備は終わらず、交代で2時間程仮眠を取るしか出来ず、夜通し準備をし続けたのだ。
そして漸く準備が終わり、有志の面々は料理部が用意してくれた料理を食べている。
しかし、生徒会はまだ最後の重要な準備が終了していないので、その準備に追われているのだ。


2時間後、麗那の部屋がノックされる。
その頃にはセリ達料理班の準備も終わっており、一時間前に起こした良一の支度をしている所だ。
「良一様、麗那お姉様。準備の方が出来ましたので、宜しくお願い致します」
声の主は桃華。彼女も殆んど寝ていない為か疲れが顔に出ているが、余程楽しみなのかその疲れを見せない。
「そう、桃華ちゃん、有難う」
麗那は桃華に感謝の言葉を述べると、良一をエスコートする。
「ねえ、お姉ちゃん?今日はどこに行くの?」
良一には今の今まで知らされていないので、何か分からないのだが、今日は学校の日なのに麗那と一緒にいれそうなので嬉しそうにしている。
「良くん、今日はお姉ちゃん達と楽しみましょうね?」
嬉しくなった麗那は良一に頬摺りをしてきた。
「お姉ちゃん、みんな見てるから、はっ恥ずかしいゆ〜」
麗那に頬摺りされて顔を真っ赤にする良一だった。
良一に頬摺りをしている麗那を見てる周囲の者等は麗那を羨ましくみていた。
「………(麗那お姉様、私の良一から離れて下さいませんか、じゃないと私、発狂しそうですわ。)」
しかし、その中で愛だけは遠くで麗那を睨み付けていた。

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