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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 195


あの日の出来事、つまり教頭である梓が処分された事は学園中に様々な影響を与えた。
処分自体は教師と生徒会にまでしか伝わらなかったが、その生徒会が良一を大事にする為に良一の保護策の拡充と生徒達への監視を強めたのである。
サラ、マルス達警備局も検討を余儀なくされる。
サラは警備局長であるとはいえ、麗那の秘書みたいなものであるから直接動けない。
それではマルス達が動くしかないので、マルスは相手が誰であろうと良一に危険が及べば問答無用で処分する事を心に決める。


そして学園生活は通常的なものになり、学業の方も本格的に進められていった。
良一はあまり勉強が得意な方ではないので、早くも遅れそうになっていた。
麗那は良一に学園のトップになって欲しいとは全く思っていないが、良一が勉強の事で他人に馬鹿にされる事が無いよう最低限のレベルは習得して欲しいとは思っている。
良一も折角高校に通えて、自分に出来る最低限なレベルにはなりたいとは思っていたので、その点麗那と同じであった。
そこで麗那は良一の希望を最優先に、放課後良一に家庭教師を付けさせる事にする。
家庭教師は勿論学園の教師であり、何を習うかはその日の良一の気分、希望である。
麗那は良一に家庭教師をつけるに当たって幾つかの規則を作る。
まず、
・良くんが希望しない限り補習はしない
・補習中は勉強に専念する事
・教師は良くんが望めば、他の何よりも良くんの補習を優先する事
・良くんの負担になる様な補習はしない事





まだ色々あるが、主だった規則はこんなもんである。

そしてもう一つ麗那が決めた事があった。
それは朝・夕方の良一へのメディカルチェックである。
それをするのは勿論陽子。
先日の梓の件があり、麗那は良一の体調を心配する様になっていた。そんな時に良一が、「陽子とまた会いたいな」とボソッと呟いたのが決め手だった。
陽子のメディカルチェックは毎月の定期健診や半年毎の健診を除けば簡単なものであるが、何より良一は陽子に。陽子は良一と会いたかった。
病院など本来好き好んで行く場所ではないので、二人には接点が無いのだ。


そんな感じで良一の日常は始まる。
過激なものでは無いが良一の周りは毎休み時間に人だかりが出来ていた。
優しく接してくれる先生、生徒達。
昼食は良一の希望、セリやマルスの判断、桃華からの誘い、サラが徹夜しての「愛妻?」弁当によって色々な場所で取っていた。
放課後は部活見学や生徒会、麗那やセリ達から誘われて優雅なティータイム。
夜は主に麗那やセリと。そして偶に麗那の気まぐれで呼ばれた教師と営みをする。
ただ、何故か桃華や愛を含め、生徒達とはする機会が無かった。
良一は中学までの学校生活は何だったのだろうかと思う程充実した学園生活を送っていた。




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