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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 173

「セリお姉ちゃん…」
「良くん、どうしたの?」
良一が再び抱きついて来たのだが、良一と二人(三人)との事を知らないセリには要領が掴めない。
「セリ様、こいつらは一度良ちゃん様を泣かせた事があるんです。その事があったにも関わらず、よくも抜け抜けと…」
マルスは拳を握りしめ、全身をワナワナと震わせる。
「良くん、お姉ちゃんがいるから大丈夫たから。お姉ちゃんの後ろに隠れていなさい」
良一がセリの後ろに隠れて、セリが周りを見渡してみると、二人を除く全員が二人を睨みつけている。
(ただし桃華は睨みというもの自体が似合わない顔付きなので、表面上は睨んでいるか分からない)
そして、マルス以外要領が分からないが、良一を泣かせたという事実だけを信じ、良一をかばうセリ以外の全員が二人に迫る。(ただし桃華は他の者に押し退けられて近付けないでいる)
先頭を行くのはマルスではなく、愛である。
マルスは二人を睨みつけながらも良一の事が気になり、良一と二人の中間の位置にいる。
(よくも…よくも私の良一を…何があったか知らないけど、良一を泣かせるなんて絶対に許さないわ!)
「良一様に何をしたの!?」「良一様を泣かせるなんて許さないわ!」
中には感情を剥き出しにして迫る者もいる。「いえ…あの…」
「すみません。本当にすみません!」
春菜と樹梨の二人は上級生に凄まれてただ平謝り。
そして二人がもう駄目と覚悟した時…
「ねえ、本当に何もしない?」
愛を筆頭としてこの時ばかりは一致団結をしていた時、良一のか細い声が聞こえる。 
愛達は女だてらに拳を振り上げていたのだが、良一の声が聞こえた瞬間サッと手を引っ込める。
「し、しません!先日お約束した通り、何があっても致しません!」
「良一様に危害を加える位なら、死んだ方がマシです!」
二人は声を大にして良一に訴える。
二人の言葉を聞いて、セリ・唯・マルスは二人を見つめる。円で二人の本心を探る様に。
「良ちゃん様、二人の目付きは確かに前回とは違います。ですが、それだけでは信用していいという判断材料にはまだ乏しいです」
「そうね。今は良くんに対して何か反抗的な目をしている訳ではないけど、今だけかもしれないしね」
「私もセリお姉様と同じ考えですわ」
マルスの言葉にセリ・唯は同調する。
「私も……(そう思います。まだ二人を信用するには早すぎます)」
「ねえ貴女達。貴女達はここで何をしようとしてたの?」
愛がマルス達の言葉に同調しようしたら、桃華が横から二人に質問をした為に、愛の声は愛の横にいた早苗以外には聞こえない。その為、愛は又しても「発言」が出来なかった。
「実は、今度良一様に食べて頂こうと思っていたお菓子の試食をしようと思っていたのです…」
桃華の質問に春菜は恐る恐る答える。
「そちらの袋がそのお菓子かしら?」
「はい」

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