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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 156

唯は「いつもの朝食」が出来ると思うと、嬉しくて仕方ないといった感じになる。
サラ・千乃はどうしても一歩が踏めないのだが、セリ・マルスは既に臨戦態勢に入っていた。
「そうね、じゃあいつもの朝御飯、ね?」
麗那の一声で朝食が始まるのであった。


良一は朝食が終わる頃に漸く目を覚ます。
朝食はたっぷりと時間をかけて行われるので、既に太陽は真上に昇っている頃合いだ。
良一の準備か終わり、セリ・唯・マルスは良一と共に漸く行動を開始する。
「良くん、ここでちょっと待っていてね。唯お姉ちゃんがちょっと様子を見てくるから」
もう少しで教室に着くといった場所で唯が良一の足を止めさせる。
流石に昨日の事があったので、唯は心配なのだろう。
ただ…実は良一と同じクラスになる者達は、いや生徒会を含む全生徒には良一がどのクラスになるかをまだ伝えてはないのだが…

唯がクラスを覗いてみると、生徒達は普通にお喋りをしていた。
教室前方の黒板には「静かにしている事(学園長)」とだけ書かれている。
生徒達は昨日の事があったので、静かにお喋りをして約半日を過ごしていたのだ。
(うん、これなら大丈夫よね… いえ、念には念を入れて麗那お姉様を呼んだ方がいいかも。お姉様、今日は大事な取引きがあるって仰っていたけど、良くんの為だから来て下さるはずだわ)
唯は確認を終えると麗那に電話をする。
麗那も良一が心配なので、すぐに来る事になった。

そして麗那が到着すると、麗那・セリ・唯が教室に入っていく。
生徒達はこの後良一が入ってくるとは夢にも思わずに、ただ麗那の顔を見て、顔をこわばらせるのであった。
「昨日の件…といえば分かりますよね?
今回だけは許してあげます。今回だけはです。
今後良くんを泣かせる様な事があれば、問答無用で貴女方のみならず、貴女方の関係者全てに害が及ぶと思って下さい」
主語も何も無い発言だが、生徒達を威嚇・反省するには十分な言葉であった。
麗那にとって、良一というのは麗那の全てであるので、麗那は生徒達に当たり前の様に言う。
生徒達は麗那の言葉を聞いて縮こまるしかない。
中には反感を持つ者もいるかもしれないが、それでも全員ただ無意識に頷くしかなかった。
「それでは…このクラスの主賓を紹介します。絶対に騒ぎ立てる事の無い様に!」
麗那が生徒を見渡し、騒ぐ気配が無い事を確認すると唯に呼びに行かせる。
唯は走って良一を呼びに行くと、良一が緊張した面持ちでマルスに付き添われ教室に入って来た。
「「「「っっ……!!」」」」
生徒達は良一が入って来た瞬間、今までの表情とはうって変わって明るい表情になる。
しかし、すぐに麗那がいる事、麗那に言われた事を思い出し、上げようとした黄色い声を飲み込むのである。

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