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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 154

「麗那お姉様、私もお手伝い致します」
「私も」
セリを初め、マルスを除く全ての教師達が手伝いを表明する。
「…ふふ…皆、有難う。マルスは良くんの相手をしてくれるかしら?」
麗那はマルスが料理を出来ないのを知っているので、良一の相手をさせる事にする。
「良一様、楽しみにしてて下さいね!」
「うん!」

麗那以外の者がキッチンに向かうと、麗那はマルスと話している良一を見つめる。
(やっぱり私には良くんの笑顔が無いと生きていけないわね)
麗那は良一の笑顔を心に焼き付けて、キッチンに向かうのであった。


楽しく入学式のパーティを終えた良一達は、何事も無かった様に一日を終える。
ただ、桃華が生徒会の役員を連れて良一に謝りに来たが、良一の心の傷を気遣ってマルスが門前払いにしたが。

夜になり、良一は良一の希望により、麗那と二人きりになっていた。
「お姉ちゃん?」
「なぁに、良くん?」
今日は珍しく良一が麗那の胸に抱きつくのではなく、麗那が良一の胸に抱きついていた。
「僕ね、こうやってお姉ちゃんに抱きつかれるのも好きだよ。お姉ちゃんを抱き締めていると、僕がお姉ちゃんを守らなきゃって思ってくるんだ」
「良くん、急にどうしたの?」
良一らしからぬ発言に、麗那が思わず顔を上げる。
「今日の事で僕ははっきりと分かったんだ。僕は本当に弱い人間だって… 僕ね、お姉ちゃんを守れる位の強い人間になりたいな」
良一は再び麗那を抱き締める。
「有難う、良くん。良くんはね、本当は強い人間なんだよ?だってお姉ちゃんをこんなに勇気づけてくれるんだもの。例え良くんが弱い人間だとしても、お姉ちゃんが守ってあげる。良くんがお姉ちゃんを守るんじゃなくて、お姉ちゃんが良くんを守らなきゃ意味がないのよ。
お姉ちゃん、セリちゃん、唯ちゃん、そしてマルスやサラ達… 皆が良くんを守る事に生き甲斐を感じてるの。良くんのその気持ち、凄く嬉しいけど、その気持ちを持ってくれるだけで充分だから」
麗那は良一が大人になりつつあるのを実感する。
それは麗那にとって最大の幸せであるのだが、魅力ある良一に自分が釣り合う様に努力しなければならないとも思うのだ。
「良くんはお姉ちゃんの自慢の良くんだから…… うふふ、寝ちゃったか…」
麗那が良一を見ると、良一は疲れたのか眠っていた。
「良くんのこの安らかな寝顔、絶対に守ってあげるからね」
麗那は今日は良一に甘えようと、良一の胸に抱きつき眠りにつくのであった。


次の日。
今日はクラスの発表の日であり、徐々に授業が始まるので、生徒達は良一と一緒になれるか楽しみにしているであろう。
しかし、良一は当然の如く寝坊していた。
麗那は起きていたが、滅多に味わえない良一の胸を堪能したくて、良一を起こさないでいるのだ。
「…お姉ちゃん…」
良一は相変わらず涎を垂らして寝言を言っている。
麗那にとって、その姿でさえも微笑ましく思うのだ。

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