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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 150

「ねえ、百合子。良くんが風邪をひいてないって本当?」
「咳もしてないし、普通に寝てるじゃない」
麗那が疑心暗鬼に百合子に聞くと、百合子が呆れた風に麗那に答える。
「確かにそうねぇ…こんなに穏やかに寝てるから大丈夫ね。だって良くんったら、眠れる森の美少年だもんね」
麗那の言葉に、百合子を初めその場にいる全員が頷くのであった。

いよいよ入学式が始まる時間になっても良一は起きない。
しかし、麗那達は良一の寝顔を見ていると入学式などどうでも良くなって良一を起こす事はしなかった。

「ねえ、みんな〜この入学式は明日に延期にするのはどうかしら♪〜」
すると、突然麗那がとんでもない事を口走るのであったが。
「駄目だよお姉ちゃん、僕はとっても楽しみにしてるんだよ。」
良一は麗那の入学式を延期にすると言ったら起きた様である。
「・・・良くんおきちゃったの?」


「うん、おきたよ。あれ、なんで僕パジャマじゃなくて服を着てるの。お姉ちゃん達が着替えさせてくれたの。」
良一は麗那達に尋ねるのであった。
「さあ良くん、可愛い寝癖を綺麗にしましょうね。良くんの寝癖も可愛いけど、皆に良くんの寝癖は見せたくないから許してね」
先程の「延期」発言はどこにいったのか…
麗那はもう良一の入学式の事で頭が一杯になり、サラが用意していた「良一セット」から櫛を取りだし良一の髪の毛をといていく。
「うん、今日の良くんも完璧ね。お姉ちゃん、ますます良くんの事が好きになったわ♪」
「有難う、お姉ちゃん」
麗那は至極満足して良一にキスをする。
良一も嬉しそうに麗那のキスを受け入れる。
「さあいよいよ入学式の始まりよ。良くん行きましょう。サラ、マルス、頼んだわよ!」
麗那の言葉に良一は頷き、サラとマルスが二人の両隣を固める。セリと唯も良一に寄り添い、そして残りの教師達もその周りを囲み、良一を守る。
しかもこの部屋の手のあいている全ての警備隊が待機しており、万全の警備態勢で入学式に臨むのである。

良一専用部屋を出て一行は体育館のフロアまで扉一枚の所まで来る。
中からは良一の登場を今か今かと待ち望んでいる女生徒達がいて、そのざわめきは地を揺るがすのではないかという位である。
「…お姉ちゃん…僕、楽しみだけど…やっぱり怖いよ…」
良一は麗那の手をギュッと握り、麗那を見つめる。その掌にはかなりの汗が滲んでおり、その緊張は余程のものであろう。
「大丈夫、大丈夫よ良くん。お姉ちゃんが付いているから。今日は良くんの晴れ舞台。お姉ちゃんに全て任せてくれたらいいからね」
麗那は良一の手をギュッと握り返すと、周りを固めている警備隊の女性の一人に目で合図を送る。
そしてその女性は頷き扉を開けるのであった。

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