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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 141

(良一は私の事をちゃんと見てくれてる…やっぱり良一は私の良一ね)
良一の気遣いで一気に機嫌を直した愛は、両手を胸に当て幸せを噛み締める。
今、良一と桃華は愛の一歩先を歩いている為愛の様子が見れないのだが、愛は無表情ではなく満面の笑みだった。
「良一様、校舎の周辺は生徒が多いと思いますので少し離れた場所に行きませんか?」
「うん、桃華お姉ちゃんに任せるね」
そんな愛の様子は全く気にせずに良一と桃華は先に進む。
愛はまだ悦に入っているのだが、後ろから付いていくだけだった。

「さあ着きましたわ」
そこには綺麗に整えられた池があった。
池には鯉が泳ぎ、周りには遊歩道があり散歩出来る様だ。そしてその周囲には芝生、その奥には花が植えられており上品な場所になっている。
「ここは私のお気に入りの場所なのです。ここに来るとゆっくりと時間が流れて…良一様とご一緒するにはうってつけですわね」
桃華は今思い付いたとばかりに嬉しそうに手を叩く。
「私もここは好きですが、私のお気に入りの場所は別にありますので、今度はそちらに行きませんか?」
愛は口調はいつも通りだが、桃華に対抗して良一を誘う。
「愛お姉ちゃんの好きな場所は今度見に行こう。だから今日は桃華お姉ちゃんの好きな場所で…。ね?いいでしょ?」

「う…は、はい…」
愛は良一の気遣いに一気に顔を赤くしてしまう。しかし、その顔を見られたくないので、すぐに顔を背けてしまう。
「良一様、ここで休憩をしてお話でもしませんか?」
桃華は持ってきていたバックの中からレジャーシートを出すと、芝生の上に広げる。
そして良一をそこに座らせると、クッキー等のお菓子と紅茶を出してきた。
「うわぁ〜、桃華お姉ちゃん凄いね。これどうしたの?」
良一は目の前に出されたお菓子に感動する。
「これは良一様の為に昨日の夜作りましたわ」
桃華は良一に誉められて嬉しそうにするのだ。
しかし、逆に愛は顔を険しくして心の中で悔やんでいた。
『し…しまった!!!わっ私も早苗に頼んで作らせるべきだったわ!!!くやしいぃ!!!!』
桃華のお菓子の前にまたしても一本取られたと感じる愛であった。ちなみに早苗は愛が最も信頼する側近であり生徒会会計係である。

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