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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 131

再び体育館に戻って…
開始時間になっても良一が現れないので生徒会は焦り始めた。
桃華は何かあったのかなぁとのんびりと待っているが、愛は表情こそ普段通りだが、内心は焦りまくりである。
(もしかして、私の事を避けて来ないのかしら…)

そして開始時間から10分しても良一が来ないので、生徒達が騒ぎ出すと愛の焦りは絶好調に達する。
「生徒会長、本当にその子は来るんですか?」
「ええ、麗那お姉様が仰ってたから確かよ」
「副会長、良一様が来るなんて嘘なんでしょ!?」
「私が嘘をついた事があるかしら!?私がいるのに来ない訳ないでしょ!!?」
こんな感じのやりとりが続き、愛は背中に汗をかきまくっている状態である。
(良一…本当に来てくれるんだよね?お願い、顔を見せるだけでいいから早く来て!)
それは普段の愛からは決して見れない本心であった。
そんな憔悴し切っている愛に桃華は愛の小耳にさり気無い忠告をするのであった。
「愛さん、落ち着きなさい。良一様が来なくて焦るのは解るわ。でも、貴女は生徒会副会長なのよ。もっと堂々としていなければいけませんわ。」


「・・・わっ解ってますわ、桃華お姉様。私は焦っていませんわよ。ほっほっほ・・・」

「それならいいんですけど? ふふ、麗那お姉様がついていらっしゃるはずですから、良一様は絶対に来られますわ。愛さん、心配しなくてもいいですわよ」
年上の余裕なのか、桃華はそう言い残すとその場を離れる。
(良一…)
愛は良一の名前を聞くだけで心が締め付けられる思いがするのであった。


所で生徒達はというと、最早無法状態であり、ここがお嬢様学校か疑わしい程騒ぎたてていた。
そこに激しくドアが開くとマルスが一人、真剣な面持ちで中に入ってきた。
今まで生徒達は散々騒いでいたのだが、マルスの登場で一気に体育館内は静まり返る。
桃華は目をキラキラと輝かせ、愛はようやく良一に会えるのだが、やはり元々の性格が災いしてか表情はツンとしたままだ。
しかし、桃華がちらっと愛を見てみると、愛は心底嬉しいのか、表情が和らいで見えた。

マルスは一人、正面前方の台の上に向かう。
生徒達はマルスの動きを目で追い、マルスが台の上に立つと緊張した面持ちになった。
そして体育館内に不思議な静寂した空気が流れると、体育館後方から複数の足音が聞こえてくる。

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