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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 130

話は少し遡るが…
オリエンテーションの準備は生徒会主催で行われていた。
生徒会のメンバーは全員参加、普通の生徒も半分は準備を手伝っていたのだ。
準備自体はそこまで人数がいらないのに、何故そこまで多くの生徒が手伝っていたか…
それは殆んどの生徒が尊敬・信頼する桃華が良一の事を絶賛していたし、麗那の態度の変わり様を見たからである。
生徒達の中で良一の姿を直接見た者は殆んどいないが、この閉鎖空間の中なので、噂が広まるのは早いのだ。
「早く良一様こないかな〜私なら絶対に良一様の恋人になれるわ。」
首を長くしてありもしない妄想に浸る色白の1年生。
「落ち着きなさい。最も良一様は学園長の婚約者だから無理に決まってるじゃない。もっと現実を見なさい。(私ならモノにしてみせるわ)」
妄想に浸る一年たしなめつつ、自分も良一の女に成る事を望んでいる級友。
「あなた達、何をしてるの。早くなさいオリエンテーションが始まるわよ(全く良一は私の想い人なのに・・・)」
妄想に浸る生徒に喝をいれる愛、でも内心は良一を狙う生徒に苛立っていた。

(麗那お姉様は来られるのかしら… 生徒会には良一とマルスさんが来るという情報しかないけど…)
愛にとって、良一と麗那がセットだと不都合な事この上ない。
それでなくとも良一に対して素直に接する事が出来ないのに、麗那がいると、良一と接する時間が無くなってしまうからだ。

そして、いよいよオリエンテーションの開始の5分前になる。
生徒は全員着席しており、残るは主賓の良一だけとなる。
愛は良一を体育館の玄関に迎えに行く為に、当初の予定通り玄関に向かうのであった。
その頃病院はというと…
マルスから連絡を受けた麗那がセリ・唯・百合子と共に良一を起こしに来ていた。
麗那達4人とマルス・陽子の2人は良一を起こすのを躊躇うが、流石にオリエンテーションに遅れる訳にはいかないので、後ろ髪にひかれつつ起こすのである。
「良くん、今度はセリお姉ちゃんの胸で寝なさい」
麗那が折角良一を起こしたのに、横にいたセリが我慢出来ずに無責任な事を言う。
「ぅ…ん…」
良一は良一でセリの胸にしがみつくと再び寝てしまった。
「はぁ… セリちゃん。良くんが可愛いのは分かるけど、生徒が可愛そうよ。良くんを抱いたままでいいから、体育館に向かうわよ」
実は麗那も良一を抱き締めたくて堪らないのだが、セリに呆れつつマルスと5人で体育館に向かうのである。
因みにエレンはというと、その後ずっと陽子に看病されて、結局良一の顔を見れないままである。

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