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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 129

このオリエンテーションは体育館で行われるので良一はマルスと通路を歩いている。
そして体育館まであと10mという所まで来た時、良一はふと運動場側に影を見付けてしまった。
「ねえ、マルスさん。あれって何かな?」
良一の言葉にマルスがその視線の先を見てみると、良一の言う通り確かに影がある。
マルスは不審がって良一を守りつつ近付いてみると、そこには何と女性が倒れているではないか。
「おい、エレン先生!こんな所で何をしているんだ!?」
「……」
倒れていた人物、音楽の楽器担当教師の青山 エレンにマルスが声を掛けるのだが、肝心のエレンは気絶しているのか全く反応がない。
「ねえマルスさん。この人何か様子が変だよ?」
マルスがエレンに話しかける状況を見ていた良一が、エレンの様子を見て、エレンの異変に気付く。
「……。 もしかしてまだ風邪が治っていなかったのか…。
うわっ、凄い熱じゃないか!? 良ちゃん様、申し訳ありませんが、私はエレン先生を病院に連れて行きますので、良ちゃん様はこのまま体育館に入ってオリエンテーションを楽しんで下さい」
マルスは良一の事が心配なのだが、今の状況でエレンを放置しておく訳にはいかないので、良一だけを先に体育館に行かせようとする。
しかし良一はマルスの話を全く聞かずに、エレンの方に近寄り、心配にエレンの顔を見つめていたのだ。
「ねえマルスさん。この人を陽子先生の所に連れて行こうよ。このままだとこの人やばいよ!」
良一が焦った様にマルスを見つめるので、自分一人で病院に連れて行こうと思っていたマルスも良一に流される。
「分かりました…良ちゃん様のそのお優しさ… エレン先生を病院に連れて行きましょう」
マルスはエレンを抱えると、心配そうな良一と共に病院に向かうのであった。


病院に着いた良一は陽子に会うなり、熱い抱擁をされる。
しかし、遅れてきたマルスとエレンの様子を見ると、陽子はエレンの診察を始めるのであった。

エレンは陽子の診察を受けて、今は点滴をされながら、あれから目を覚ます事なく眠り続けている。
点滴がが効いてきているのか、時間が経つにつれて、エレンの顔色を徐々に良くなっている様だ。
そして良一はというと、緊張の糸が切れたのか、今は疲れて陽子とマルスの胸の中で、二人にサンドイッチにされる様にして眠っていた。
良一の寝顔を見ていた二人は、その天使の様な寝顔に、より一層心を奪われるのであった。


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