PiPi's World 投稿小説

学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

の最初へ
 125
 127
の最後へ

学園の花婿 127

その人物はテーブルに近付くと徐にアップルパイの皿を手に取る。
これが麗那が起きていたら…いや、それは後々の事で…
とにかくその人物はそのまま良一達の所に近付くと、良一の周りを見渡し、ひよりの前に立った。
グチャッ!!
そして当然の如くひよりの顔にアップルパイをぶつけたのだ。
「むにゃむにゃ……良ちゃんの精子甘いな…」
「っっ!!」
ひよりは顔に強烈にアップルパイを食らったにも関わらず寝言を言っているのだが、そのひよりの言葉がその人物の怒りを更に倍増させる。
「いい加減に起きなさいっ!私を…この私を除け者にした癖に、そんなうらやま…は、はしたない寝言なんか聞きたくないわよっ!!」
その人物が更なる当て付けで再び近くのテーブルからアップルパイを持って来てひよりに投げつけると、ようやくひよりが煩そうに起きるのである。
「橘先生…折角良い夢を見てたんだから起こさないでよ…」
ひよりはその一言を言うと、顔をそのままに再び寝てしまった。
「いい加減に…!…」
橘美月がひよりを起こそうと更にパイを投げようとすると、その横に何故か激怒した麗那が立っていたのだった。
「美月先生!!何をしているのかしら。貴女の大声で私と良くんの癒しの一時を台無しよ。良い度胸してるわね。」
ぶち切れた麗那は美月に叱責の言葉を下した。
「がく…(えんちょうの癖に)… いえ、すみません…」
美月は昨日の夜、麗那から用事を頼まれて良一の歓迎会に参加出来なかった。その為麗那を初め、全ての教職員に反感を持っていたのだ。
しかし今は寝ているとはいえ、良一の目の前であるので言葉を飲み込む。
「美月先生…私はね、アップルパイが大好物なの。私が大好物って事は、良くんも大好物だって事を分かって、アップルパイをそんな風にしたのかしら!?」
麗那の怒りは余程のものなのか、口調こそ穏やかに戻ったとはいえ、かなりの怒気を含んでいたのであった。
「むにゃ、むにゃ・・・・お姉ちゃん如何したの・・・それと、お姉ちゃんこの人はどなた?」
麗那と美月のやり取りで良一目を覚ましたようである。

SNSでこの小説を紹介

レイプの他のリレー小説

こちらから小説を探す