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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 110

「おねぇちゃぁん…」
良一は麗那を涙目で上目遣いする。それは怖さや悲しさから泣いているものではなく、二人とのキスに感動してからのものである。
「良くん…」
麗那も良一の気持ちが分かるのか嬉しそうに微笑む。
その時良一の可愛さに「うぅぅぅん」と勝手に悶えている者が若干数名程いたが、全員敢えて無視する。
「良くんっていつも可愛いね」
麗那が良一を抱きしめると、良一は気持ち良さそうに麗那の胸の中に顔を埋めるのである。
「お姉様、そろそろ私の自己紹介をしても宜しいでしょうか?」
先程から自己紹介をしたくてうずうずしていたが、他の教師達に先を越されて、その度にがっくりと落ち込んでいた人物が麗那に声を掛ける。
「セリちゃんご免ね。セリちゃんも良くんの事大好きだったのよね」
麗那は良一を抱きしめたまま顔のみをセリに向ける。
「あんっ…良くん駄目よ。胸をしゃぶる時は服の上からじゃなくて、直接じゃないと駄目なのよ」
三流官能小説以下の展開だが、麗那の胸の中にいる良一は反射的に麗那の胸をしゃぶり始めたのであった。
「良くん、私の胸もあるのに…」
麗那と同じく良一の事を「良くん」と呼ぶセリだが、良一が麗那に夢中になっている為に全く相手をされずに、泣く寸前にまでなっている。
「ご免ねセリちゃん。セリちゃんには後で良くんをお裾分けしてあげるから、それまで我慢してね。ね?」
麗那はセリの機嫌を取る為に何とか待ってもらおうとする。親戚同士で、良一の理解者であるセリ。麗那とも仲が良い為に、ここでセリを泣かせる訳にはいかないのだ。
「分かりましたわお姉様。きっと、きっとですよ?」
セリは何とか感情を抑えて後ろに下がる。
「ねえお姉ちゃん。今、セリお姉ちゃんの声が聞こえた気がするんだけど?」
セリがいなくなってようやく良一は気付くのだが、その頃にはセリは他の教師が良一見たさで前にどんどん来ようとしていて、後ろに追いやられてしまった。
(良くん、私もお姉様と同じくらい良くんを愛しているからね)
「あうあう…」と言いながら、後ろに流されていくセリは良一の声を聞きながら一人呟くのであった。
「良くんったら仕方のない子ね。今、セリちゃんが真横にいたのに気付かないなんて。後でセリちゃんにもきちんと挨拶をしなきゃね」
麗那は苦笑しながら良一を嗜める。
「そうだったんだ。セリお姉ちゃんも優しいから僕好きだよ。あ、お姉ちゃんご免ね。周りに人がいるのに、夢中になってお姉ちゃんの服を濡らしてしまったよ…」
良一は麗那の服を汚してしまった事に少し後悔する。
「いいのよ良くん。良くんだったらお姉ちゃんは許してあげるから。さあ、他にも先生はいるから他の人も紹介してあげるね」

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