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学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

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学園の花婿 108

「ねえ麗那。この子も悪気があってしたんじゃないんだから許してあげたら?そうじゃないと良も泣き止まないよ?」
横で見ていた百合子が麗那を嗜める。良一も百合子の言葉に賛同して「お姉ちゃん許してあげて」と涙ぐんだまま上目遣いで麗那を見るので、麗那は精神的に追い詰められてしまった。
「良くんが言うなら…」
麗那は何度見ても良一の涙が堪えてしまう。良一が泣くパターンは決まっているのだが、それでも良一の事に関しては我を忘れてしまうので、いつもその度に後悔するのであった。
「ひより先生ご免なさい。僕、もっと強くならないといけないんだけど、直ぐに泣いちゃって…お姉ちゃんとひより先生が悪いんじゃないんです。弱い僕が悪いんです」
良一は目を擦りながらひよりに謝る。良一は泣いた事以外は何も悪い事をしていないのだが、良一の心の優しさに触れて、ひよりは心を打たれるのであった。
「ううん、私が悪いの。『良くん』がダメなら、今度から『良ちゃん』って呼んでもいい?」
「うん、これからお願いします、ひより先生」
麗那は再び反応するが、それよりも前に良一が笑顔だったので何も言えなかった。
周りにいた教師達は良一に笑顔が戻ったので、ホッと胸を撫で下ろす。
「良かったね、良。私は物理の教師をしてるから宜しくね。そうそう、それとここに私の下僕がいるから、こいつも可愛がってあげてね」
百合子は他の者と同じく胸を撫で下ろし、横にいる人物を紹介する。
「酷いですよ百合子先生、あっ…ご主人様…良一様、私は一応教師ですが、ゆ…ご主人様の弟子をしている松嶋聖子と申します。これから宜しくお願いします」
聖子は先程「百合子先生」と言った瞬間百合子に睨まれた。聖子は科学者として有名な百合子の弟子であり、百合子に「ご主人様」と呼べと強要されているのだ。
周りにいる教師達はこの事を知っているので何も言わないが、良一は初めてなので驚いてしまう。
「百合子って怖い人なの?」
「そ、そんな事無い。普通の優しいお姉さんだよ!」
麗那の次は百合子が良一に心臓が止まる思いをさせられる。百合子の反応を見た麗那は、良一の横でクスクスと笑っていた。
「良一くん…」
そこにみきが良一の腕に遠慮しつつ胸を押し付けてくる。
「どうしたの?」
みきは良一を悲しませない様に自分なりの安全策で良一に甘えたのだが、それが功を奏したようだ。良一は良一でみきの豊満な胸を押し付けられて良い気分になる。
「さっきのひよりの事、ご免なさい。私とひよりって似た所があるから良一くんを傷つけてしまうの…」
みきは先程のひよりの態度が自分に重なったのであろう。自分と似ているひよりの行動を自分でも恥じ、良一に謝る。

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