PiPi's World 投稿小説

学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

の最初へ
 105
 107
の最後へ

学園の花婿 107

「良一様、こちらにいる三人が数学の教師です。右から一年の山城雅先生、二年の藤崎美穂先生、そして一番左が三年の桃井美咲先生です」
瑞穂が良一の前に来て、数学担当の教師の紹介をする。実はありすが良一の体を舐める様に見ており、良一の危険を感じたからである。
雅と美咲は良一に深々と挨拶をして、何とか良一に気に入って貰おうとしているが、美穂だけは良一の顔を見ずに顔を何故か背けていた。
「お姉ちゃん、美穂先生どうしたのかな?僕の事嫌いなのかな?」
良一が麗那に聞くと、麗那も分からないと言った顔をするのみだった。
麗那に聞いても分からないので良一は美穂に軽く挨拶のみをして次の教師を見る。
しかし、ここで後ろにいるマルスだけは美穂をきつく睨んでいた。それは誰にも見られる事はなく、美穂だけがその視線に気付き少し怯むが、結局分からないままだった。

「良くん、初めまして〜。物理の先生の安西ひよりで〜す♪私の事は「ひよりん」って呼んでね♪」
良一がひよりの方に向くと、元気なコギャルが挨拶をする。しかし…
パシーンッ!!
ひよりが自己紹介を終えると直ぐに麗那に殴られてしまう。
麗那と美穂を除く殆どの教師がひよりの事を睨んでおり、仲の良いみきまでもがきつくひよりを睨んでいるのだ。
「『良くん』ですって!?私の良くんに向かって馴れ馴れしい態度を取らないでっ!!しかも『ひよりん』なんてふざけた、今時流行らない名前を良くんに強制して…もう貴女はクビよ!今すぐこの学園から出て行きなさい!!」
麗那が激怒してひよりの胸元を掴みまくし立てる。
後ろの良一が見えない部分では、数名の教師がひよりの体を抓ったり、髪の毛を引っ張ったりしている。
「お姉ちゃん怖いよ…」
そこにやはり気弱なままの良一が泣き出して、麗那は我に返り、良一を抱きしめるのであった。
「良くんご免ね。お姉ちゃん、良くんを怖がらせようと思ってしたんじゃないのよ?お姉ちゃんはいつものお姉ちゃんだから、お願いだから泣き止んで?」
麗那は良一の涙を見てオロオロとしてしまう。周りにいた教師達は結末を静観している者もいれば、良一の涙を見てアタフタとしている者もいる。
そしてひよりはと言えば、経営に関しては厳しいが、普段は温和な麗那がここまでキレてしまうとは思っておらず、顔を真っ青にしていたのだ。

SNSでこの小説を紹介

レイプの他のリレー小説

こちらから小説を探す