PiPi's World 投稿小説

学園の花婿
官能リレー小説 - レイプ

の最初へ
 100
 102
の最後へ

学園の花婿 102

良一は今、マルスと千乃に連れられてトイレに行っている。
「学園長、その純白のドレス、ウェディングドレスに見えなくもないのですが、何か意味があるのですか?」
麗那はサラに手伝ってもらいながら、純白のドレスの着付けをしていた。
「やっぱり分かる?一応パーティ用のドレスだけど、良くんの前でしか着ない事にしてるのよ。良くんがまだ16歳だから本物は着れないけど、それでも良くんの前では綺麗でいたいものね。私は良くんにとって、優しいお姉ちゃんでいたいけど、同時に良くんが自慢出来る綺麗なお姉ちゃんでもいたいのよ」
麗那は良一と再会して乙女の心を思い出した。良一あっての自分。良一が麗那の事を飽きたり捨てたりする事は無い自信はあるが、それでも良一を喜ばせる努力を惜しむつもりは無い。良一が喜ぶ度に、良一に褒められる度に、麗那は乙女心を擽られ、さらに良一好みの女でいたいと思うのだ。
「学園長綺麗です。これなら良一様も喜んで下さりますわ」
サラが最後の背中の紐を縛ると、良一が帰ってくる。
「良くん、お姉ちゃんも準備が出来たわ。さあ、皆も待ってるだろうから、歓迎会に行きましょう」
「……」
「良くんどうしたの?体の具合でも悪いの?」
良一が麗那を見つめて黙ってしまったので、麗那は心配して良一に声を掛ける。
「…お姉ちゃん綺麗だよ。僕、お姉ちゃんの服とっても綺麗で、お姉ちゃんに似合ってると思うよ」
良一は照れながら麗那に微笑む。先程良一が黙っていたのは、麗那に見惚れていたからだ。
「良くん有難う…」
麗那は良一に最大の褒め言葉を貰い、嬉しさから涙を流す。そして良一がとてもいとおしくなり、良一を強く抱きしめるのであった。
麗那に続いてサラ、千乃が良一の言葉にもらい泣きをして、三人が落ち着いた後、良一は麗那にエスコートされて歓迎会の会場に連れられていく。
良一は麗那によってタキシードを着せられており、麗那の服装と合わせるとまさに新婚のカップルの様だ。
後ろには千乃とピンクのドレスを着たサラ、真紅のドレスを着たマルスが控えている。(マルスは不慣れな為、動き辛そうにしているが…)
そして会場のドアの前に来ると、緊張している良一に麗那が優しく声を掛ける。
「良くん大丈夫よ。皆良い子だし、何かあってもマルスも千乃もサラも、そしてお姉ちゃんも良くんを守ってあげるからね」
良一は麗那に言われて、少し心が落ち着いたのか、顔の表情が柔かくなり微笑む。
「さあ良ちゃん様、皆に良ちゃん様の勇姿をお見せしましょう」
マルスがドアノブを持ち、ドアを開ける。
歓迎会の会場は大勢の大人の女性がいて、それぞれ良一達が来るまでお喋りをしている。
それがドアが開いた瞬間、一瞬の内にその喧騒が収まったのだ。

SNSでこの小説を紹介

レイプの他のリレー小説

こちらから小説を探す