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媚薬の罠
官能リレー小説 - レイプ

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媚薬の罠 701

隆史が倒れ込んだ清水真奈美の体を支えて、館の中へ運び込んだ。
「奏、介抱してやってくれ」
隆史は、目の前に倒れているのが、探偵事務所の助手になった清水真奈美だと説明した。
「わかりました」
隆史は、地下室に避難した中島玲香を呼びに行った。
「その人に、ここの場所を教えたの?」
「樹海の中という話はしたけど、こんな雨の夜に一人で来れるほど詳しく話したわけじゃないよ」
石段を上がりながら、中島玲香に隆史は言った。
氷川奏に中島玲香が手伝い、まだ意識の戻らない清水真奈美の体を拭いてやったり、バスローブを着せてやったりした。
隆史が2階の宿泊用の部屋のベッドに運んで、清水真奈美の体をそっと下ろした。
「大丈夫でしょうか?」
「見たところ、骨折したりもしていない、発熱もない。疲れきって眠っているって感じだから、このまま眠らせておいてやろう」
眠っている人に、回復ポーションを飲ませるのは難しい。注射して少量で効果が出る、回復ポーションを作ってみるか、と隆史が考え始めて、書斎にこもってしまった。
「二人とも、看病は任せる。清水さんが目を覚ましたら、呼びに来てくれ」
隆史が何かを思いついたり、ゲームに夢中になっていると、書斎から出て来ないのは、氷川奏と中島玲香もよくわかっているので、今夜はおあずけだと諦めるしかなかった。
清水真奈美については、湯治場での出来事も隆史から聞いていて、現在は探偵事務所で助手として働いていることも、二人は知っている。
たしかに隆史の話どうりの、メガネをかけた、胸の大きな美人の女性だが、中島玲香は、清水真奈美がカメラを持っていなかったことに疑問を抱いていた。
「途中で落とすなんてことは、考えられないと思う。奏さん、どう思います?」
「そうですね。拉致されて樹海に連れて来られたけど、逃げてきたということも考えられます」
「えっ?!」
中島玲香は、スタンガンで気絶させられ段ボールに入れられて、隆史の別荘に拉致されてきた経験がある。
とにかく二人には、なんで清水真奈美が別荘に来たのか、彼女の意識が戻るまで待つしかなかった。
草木も眠る丑三つ時というけれど、雨音がやけにはっきり聞こえる静けさが包む時間になって、隆史が書斎から出て来て二人に言った。
「清水さんじゃなかった。小西さんが俺に会いに来た!」

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