１／３１９のバーチャルパチンコが千円で１９回と２４回スタートした場合、８千円、つまり１回で当たって、配当が千円分残る時の確率を、琉は考えてみた。

スタート回転数／当たり確率／ハマリ確率
152回転　37.950%　62.050%
194回転　45.616%　54.384%

「最高で４５.６％で当たって、確率変動の当たりは何％あるんだろう？」
「１／２、５０％で確率変動か通常かで振り分けられる。バーチャルパチンコに時短機能はないわ」
実機のパチンコ台では、確率変動の当たりと時間短縮機能（時短）の当たりがある機種がある。
時短中は確率変動時のような大当たり確率の切り替えはないが、ある特定のスタート回転数まで、役モノやスタートチャッカーに玉を拾いやすくする機能がついている。
スタートさせるための玉減りが少なくなり、またスタートチャッカー入賞時に玉の払い出しがあるために、特定のスタート回転数まで、次の当たりを狙いやすくなる機能である。ただし、時短中でも、玉減りは０ではない。
バーチャルパチンコは、１回の当たりで獲得できる出玉の１２５０玉分の全部の金額分だけ会員カードの残金を増額させる。玉減りがない。
時短中や当たり中でも、釘調整で出玉を削ることが実機では可能である。
バーチャルパチンコは、大当たり直後からスタート１００回以内に当たった時の動画が、時短中の当たりの画像が使われているので、引き戻した感じの演出になっている機種もある。
確変獲得か通常か当たり直後の動画であたかも１４回転内に引き戻したかのような動画などのある機種などがある。大当たり直後にＭＡＸＢｅｔして、時短中の動画なら、実際には時短機能はないが、時短中に１００回以内に当たった演出となっている。
大当たり直後にＢｅｔしていなくても、確率変動か通常か、マウスをクリックして連打する演出だったり、ＶＲゴーグルが振動したりするなど予告演出して、確率変動になったり通常になったりしたかのように楽しめるゲームのような演出もある。
バーチャルパチンコには、実機好きな客のためのそんなサービス演出もついている。
演出はいらない、結果だけ知りたいという客には、「動画演出なし」をカスタマイズメニューから選べば確率変動中の画像、通常の画像がＶＲゴーグルの画面に表示される。
ちなみに、確率変動継続をＢｅｔ直後に告知するＶＲゴーグル振動機能は人気がある。
「甘デジタイプのバーチャルパチンコの機種は、通常確率が１／９９で、当たりで獲得できる出玉は、３７５玉が４７.５％、７５０玉が５０％、１０００玉が２.５％の振り分けになっているわ」
「３千円、６千円、８千円か……１／３１９のやつよりも、７５０玉や１０００玉当たりが多ければ、使った金額の回収はできそうだ。こっちも初当たりの確率変動と通常の振り分けは５０％？」
「初当たりは振り分けは５０％。確率変動になった当たりのあとは、６２％、７８％、９４％の確率変動の継続率のちがう３つのゾーンのどれかに滞在するけれど、確率変動中のＢｅｔ、スタート１０回転で当たらなかったら、確率変動が終了して出玉なしで通常確率に戻される可能性がある」
麗花の話を聞いて、琉は計算してみた。
配当が３千円（３７５玉）だと想定して２千円Ｂｅｔすると……。

１／９９（通常)
10回転　当たり／9.654％　ハズレ／90.346％
24回転　当たり／21.624％　ハズレ／78.376％
20回転　当たり／18.376％　ハズレ／81.624％
48回転　当たり／38.573％　ハズレ／61.427％
千円Ｂｅｔスタート回転数１０回転〜２４回転
２千円Ｂｅｔスタート回転数２０回転〜４８回転

当たり後５０％→確率変動ゾーンｏr通常

確率１／１１（確率変動ゾーンＡ)
10回転　当たり／61.446％　ハズレ／38.554％
確率１／７（確率変動ゾーンＢ)
10回転　当たり／78.594%　ハズレ／21.406%
確率１／４（確率変動ゾーンＣ)
10回転　当たり／94.369%　ハズレ／5.631%