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ケダモノ
官能リレー小説 - レイプ

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ケダモノ 3

ディズニーランドには人が集まっている。
優紀よりも美人もいるかもしれない。ディズニーランドに行くことは思いつかなかった。
「直樹くん、あれ乗ろうよ!」
ディズニーランドに到着して、ずっと夜のパレードまで優紀につれ回されて、ゆっくり良さげな女さがしができない。
直樹は真凛を見慣れているせいで、優紀は並以上の美人なのだが、並ぐらいにしか思っていない。
「やった、予約取れた!」
優紀はディズニーランドホテルのウォルトーディズニーの部屋を予約できたとはしゃいでいた。
「で、直樹くんはどうするの、一緒に泊まる?」
「帰らないのか?」
「明日も隠れミッキーを探すの。それに一人で泊まるには広いし……」
「まあ、ディズニーランドホテルはカード決済でいけるか。あまり現金はかさばるから持ち歩かないからな」
すると優紀が自分のカバンをぽんぽん叩く。
「これでなんとかなるでしょ、行くよ」
「やれやれ」
優紀といると、ふりまわされっぱなしな感じな直樹である。
ディズニーランドホテルのスイートルーム。
「直樹くん、ちょっと話があるの」
室内をあれこれながめていた優紀が、急に緊張した声で言った。
「今日、使ったお金はちゃんと返すから……」
「別に返さなくてもいいぞ」
「すっごくお金持ちなのはわかるけど、でも」
「でも?」
「お金がたくさんあったらしたいことをさせてもらって思ったの。おいしいもの食べて、ディズニーランドで遊んで。でも、これって直樹くんを脅迫したお金だと思ったら、その……」
「なあ、優紀、金で買えないものって考えたことあるか?」
直樹に言われ、優紀が首をかしげる。
優紀が何かを言いかけたがやめた。
「話を続けて、直樹くん」
「世の中には金があれば何でもできると思う人はたくさんいる。たしかに、お金がなければ、こうして泊まるところも、食べ物でさえも誰も提供してくれない。それがおかしいと言ってみても、何も変わらない。じゃあ、物の値段はどうやって決めていると思う?」
「儲かるように?」
「優紀はかしこいな。値段は何かを提供する人か儲かるように決める。提供される人もその値段で納得してお金を謝礼として払う。感謝のかわりに提供する人に渡される」
「ありがとう、のかわり?」
「そうだ。優紀は痴漢にしないということを提供した。それの値段がわからなかった。優紀はそれに値段をつけた。だから、お金は返さなくていい」
「儲けすぎだと思わない?」
「痴漢にされないことを買ったのは初めてだから、その値段が適正かわからんよ」

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