淫欲の宴 1
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夏祭り、花火大会の終わった夜遅く。
すっかり静まり返った郊外の街。
「な、なにするんですか!? やめて下さい!」
とある公園の奥。
人気のないはずのうっすらとした林から女の声がした。
「わ、私をどうするつもりなんですか!?」
林の樹に、青みがかった白の浴衣姿の女性が縛り付けられていた。
女性の身体は樹の幹に麻縄で後ろ手に結わえられ、白い両足は大きく開かれた状態で足首を木の根に縛られていた。
彼女の名は伊瀬南斗(いせ・みなと)。
21歳のカフェ店員である。
その彼女を、2人の男がにやにやして見やっていた。
「おおー、怖いねぇ、みなとちゃんは」
「ホント、ホント」
男達が野卑な目つきではやし立てる。
「ホント、その怒った顔がそそるぜ」
男の一人が南斗の顎を掴んで持ち上げるように自分の方に向けさせる。
「いや、離して!」
南斗が激しく首を振って拒絶する。
「何をそんなに抵抗するの? せっかくみなとちゃんを楽しませようとしてるのに」
「な、なにをするつもり!?」
男は懐からバナナのように反ったプラスチック製のものを取り出した。
勃起した男根の形をした、張り型である。
男は張り型で南斗の頬を軽く突く。
「やめて!」
叫ぶ南斗の口を強引にこじ開け、男は張り型を押し込んだ。
「うぐ、うぐ、うぐぐ・・・」
張り型に塞がれた口から苦悶の呻きが漏れる。
男の手で前後に動く張り型が、南斗の喉まで犯す。
南斗はギュッと瞳を閉じる。涙が幾筋になって零れ落ちている。
もう一人の男が南斗の傍にかがみ込むと、南斗の浴衣の裾をめくり上げた。
いつの間に脱がされたのか、彼女は下着を身に着けていなかった。
性の芳香を放つ薄い女の茂みが、男の目の前に曝け出される。
「うっ!」
男の指先が茂みに覆われた唇を開け、神秘の洞窟の入り口に押し入ってくる。
男は指先を激しく動かし、洞窟の入り口を擦りあげる。
女の泉から湧き出る愛液が、白い足を伝って淫らな光を放つ。
「もう濡れてきてるぜ」
「そりゃ都合がいいな」
南斗の唾液に塗れた張り型が口から引き抜かれる。
「ううっ、ううっ・・・ぷはぁ・・・」
嗚咽混じりの喘ぎを漏らす南斗。
「みなとちゃん、お楽しみはこれからだよ」
男は唾液で濡らした張り型を、南斗の割れ目に宛がう。
「いやっ、それだけはやめて!」
足を閉じることもできず、愛液で濡れた南斗の割れ目は容易に張り型の侵入を許してしまう。
男が懐からリモコンのようなものを取り出すと、スイッチを押す。
ヴヴヴヴ・・・。
微かな振動音を立てて、張り型が南斗の膣内で振動を始めた。
「ああっ!!」
下半身を襲う振動に、南斗は思わず声をあげてしまう。
「・・・んんん・・・っく・・・っ! んっ、んんんっ! んっ、はぁあ、あ、あ、あっ」
張り型が与える快感に南斗はか細い声をあげ、逃れるように華奢な身体をひねらせる。
南斗の浴衣の胸元が開かれる。
二人の男は左右から胸の上のピンク色の突起に舌を這わせる。
「ミルクの味がするぜ・・・」
「みなとちゃんのおっぱい、最高だぜ・・・」
「い、いやあ・・・。もう・・・やめ・・・て・・・」
男は南斗の乳首を舐りながら、リモコンのダイヤルを回した。
「うぐっ・・・! はうっ!」
張り型がより激しく振動し、南斗の中をかき回す。
「あぅ・・・あ・・・あ・・・ふぁっ、あっ、あっ、ああ・・・んん・・・ん・・・」
甘い喘ぎとともに、南斗の身体がビクン、と何度も震えた。