華散 1
油断していた。
インターホンが鳴り、ドアの外から宅配便と名乗る男の声がして、ネット通販で購入したお目当ての品が届いたのだと思っていた。
玄関のドアを開けると、立っていたのは配達員の格好をした男。
そう、配達員の格好。
お目当ての品は…………
期待に胸膨らませていた私の身体を、目の前の男はいきなり押し倒してきたのだ
悲鳴も上げる隙もなく、私は男に組み伏せられた。
抵抗しようとも男の力の方が明らかに上で、体格もない私はなすすべもなかった。
「嫌っ、いやっ、ダメっ」
力なくそう言っても無駄だった。
「小柄なのにこの身体、犯したくてたまんなかったんだよな」
男の顔に見覚えはなかった。
「やめてっ、やめっ」
男のごつごつした硬い手が、ニットの上から胸を揉みくちゃにしてくる。
必死に身を捩ろうとしても身体が動かず、完全に男にされるがままだ。
「いやあっ、んっ、んふぅっっ」
ザラザラした舌で頬を舐めまわされ、そして唇まで奪われて、苦しさで抵抗する力を奪われる。
逃れたくても逃れられない。
顔全体を舌で舐めまわされている間に、男の手は私のスカートをめくりあげていた。
「ひっ、んっ、あ…いや…」
男がカチャカチャと作業着のベルトを外した。
一瞬だけできた隙に逃れようと思った、でも、その力が、なかった。
「んひっ」
強引にスカートをたくし上げ僅かにずらしたパンティの隙間から、男は自らの肉棒を、私に向かって突き刺した。
「ひっ、入れ、ないでっ……………うぁああああっ!」
最後の抵抗もむなしく、一瞬で男の肉棒は私の最奥まで抉り、犯した。
「んンッ、んーっ!あふっ、ダメっ、ダメぇーっ!!!!」
すぐさま男は激しいピストンで私もろとも快楽へ導こうとする。
それとともに何度も何度もキスを浴びせ、それに逃れようとする私の力を奪う。
「ふあっ、あっ、やだっ、やだぁああああっ」
激しいピストンに気が遠くなりそう。
それと同時に無理やりヤラれてるのに快感を覚える身体…怖い、怖い。