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もうゆるして
官能リレー小説 - レイプ

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もうゆるして 15

優衣と紗希は和服姿の美人にゾクッとするような怖さを感じた。
「ヤクザさんが迎えに来たけど、よく僕を見つけられたね」
「それでも三年かかりましたから」
そう言ってから、また優衣と紗希をちらりと見るが話しかけない。
「この二人には、僕がどうやって生活費をめぐんでもらって暮らしているか話してあるんだ。それに、今朝だって……」
優衣が顔を赤らめ、紗希がこほんと咳払いする。
それをみて、和服姿の美人はくすりと笑う。
「あなたたちも、あれを体験なさったあるということですね?」
二人はとりあえずうなずいた。
和服姿の美人は、人に話せないような淫らな夢をみながら寝顔を見られたかもしれないが、優衣と紗希は二人そろって目の前て犯されて、何度も絶頂させられている。
何を今さらそのぐらいなによ、という気持ちになりながら。
「どんな夢をみたか僕は知らないし、知ろうとは思わない。おたがい名前も、どこの誰かも関係ない。それで思い出としてだけ残る。それに同意したはすでしょう?」
マサキはそう言って立ち上がった。
「待って下さい!」
和服姿の美人があわてて追いすがりマサキの背中に抱きついた。
「そんなことおっしゃらないで。あさましい女と軽蔑されてもいいの。おねがいします」
優衣と紗希が驚いてマサキとヤクザの人妻を見つめていた。
そして優衣と紗希はヤクザの人妻に同情した。
二人がうなずきあって、立ち上がりマサキの腕をつかんで引き寄せる。
マサキから引き離されたヤクザの美人妻が、優衣と紗希をその場で動かずに、一瞬だが柳眉を上げてにらみつけた。
マサキが振りかえりその怒りの表情を見た。
美人なだけに迫力がある。
「おっと、これはやばいかな」
マサキがそう言ってヤクザの美人妻を指さした。
ヤクザの美人妻の表情が一変して、頬から耳まで桃色に染まり、その場でぺたりとしりもちをついて、座りこんでしまった。
熱く潤んだ瞳で三人を見上げている。
普段の生活では、誰もヤクザの美人妻を指したりはしない。思いがけないマサキのしぐさを見た瞬間に全身に甘い快感が突き抜け、マサキについてきた二人の若い女性の前であられもない声をこぼすまいと必死に耐えている。両手を畳の上について、小刻みに身を震わせながら。
理不尽で圧倒的な、一瞬で女を絶頂させて屈伏させる力、これがほしかったのだとヤクザの美人妻が悦びに胸を熱くする。
「あぁ……」
ヤクザの美人妻が堪えきれずに声をもらし、目を閉じてまぶたを震わせながら気絶した。
「ねぇ、だいじょうぶなの、この人?」
優衣が心配してマサキに質問した。
「ちょっと気絶してるだけだからね」
紗希が和室に誰か入ってこないか不安になって廊下に通じる障子を見つめた。
マサキが部屋のふすまを開けてのぞくと蒲団が敷かれて用意されていた。優衣と紗希は気絶したヤクザの美人妻を蒲団まで運んだ。
三人が和室を出て中庭の見える縁側を歩いていると向かい側から丸坊主の背の低い初老の男が歩いてくるのとはちあわせた。

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