PiPi's World 投稿小説

もうゆるして
官能リレー小説 - レイプ

の最初へ
 14
 16
の最後へ

もうゆるして 16

手招きをして障子を開けた部屋に三人を逃げこませた。すぐに廊下を走る足音が室内にも聞こえる。
「どうしたのかな?」
「姉さんから客人たちを探すように言われまして」
「こっちには誰も来ておらぬが」
「失礼します」
部屋の前から遠ざかる足音に、優衣と紗希がほっとため息をついた。
「おもしろいことができるのだな君は」
部屋に入ってきた坊主頭の背の低い初老の男は、マサキたちの前にあくらをかいて座るとそう言って笑った。
自分の頭を撫でながら話す初老の男は組長で、隠しカメラで一部始終を録画しながら見ていたことを三人に話し始めた。
「ひさびさに奈緒子がイク顔を拝ませてもらった。あれは縛られるのが好きでな」
組長はマサキの力に興味を持ったらしい。
「わしのところに来んか。お前さんは最高の女こましだからな。金はそれなりに払うぞ」
「だが、断る」
マサキがあっさり言った。
「あんたが仕込だ女をあっさりいかされておもしろくないのはわかる。けど、あの人はあんたとやりたいはずだよ。僕はかわりにされただけだよ」
「まあな。だが奈緒子は首を絞められるのが好きで、いきおい余って窒息死させたくはない。わしの仲間もそれ以上は無理な壁まで突き当たってしまった者たちがたくさんおる。お前さんがいれば実際に命を落とさずにすむかもしれん」
SM趣味の者たちの悩みを打ちあけた組長が、マサキのうしろにいる二人にも話しかける。
「二人とも美人だ。おぬしなかなかいい趣味をしておるのぉ……」
生け花をほめるように組長は二人をながめている。
「美人じゃが、奈緒子にわしは惚れておるから、手を出したりはせんよ。あれは嫉妬するとわしの浮気相手には容赦ないからの」
「話がすんだなら、帰りたいんだが」
マサキがあっさり言う。
「帰してくれて、もう拉致したりしないならいい話を教えるよ。どうする?」
「なんじゃ?」
「あんたは本当は女じゃなくてホモで若い男に抱かれるのが好き」
マサキが組長を指を鳴らして言った。
「さあ、帰してくれないか」
組長はうなずいて屋敷の玄関まで三人を見送った。
「SM趣味からただのゲイのじじいにしてやった。じじいの趣味じゃなくなれば僕らに手は出さないんじゃないかなぁ」

SNSでこの小説を紹介

レイプの他のリレー小説

こちらから小説を探す