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泥酔
官能リレー小説 - レイプ

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泥酔 4

(このままだと我慢できない……)
ゆっくりと身を起こして、座位になるとしばらく抱き合って、背中を撫でたり、濃厚なキスを繰り返した。
そのままゆっくりと押し倒して、両手をほっそりとした首にのばした。何をされるかわからずに、それが始まった。
「くっああぁっ、やっぱりすごく締めつけてくる、すげぇ!」
首を指で絞められて、といっても、頸動脈を押さえつけられて意識が遠のいていきそうなのに、激しく突きまくられている快感が嵐のように暴れる。
唇からよだれを流して蕩けきった表情で、絶頂の証である痙攣を起こしなから、気絶寸前の状態にされている。
手を離して上からかぶさるように抱きついて、膣内にはじけるように、精液が放たれた。
手を離されて血流が戻っていく間のふわふわとしたような余韻と、吐き出された精液でわれめがぬるぬるとした感触と煙草の匂いがするが優しく抱きしめられているぬくもりに、恍惚となり、何も考えられない無我の時間を味わった。
そのまま眠りに落ちたらしい寝息を聞いているうちに、さすがに疲れてしまいうとうとしてきた。喫煙しようか迷っているうちに眠ってしまった。
朝九時に目をさまして、二人でシャワーを浴びてから、それぞれ体調不良で仕事を休むと連絡をいれた。
ホテルの部屋から出ると、照れくさくなったが、手をつないで近くのバス停まで歩いた。
駅前に到着するとファミレスで遅めの朝食をとった。
激しくセックスしまくったせいか、起きたときにとても空腹だったからだ。
「朝からステーキですか。もたれたりしないんですか?」
「そうなってから考える。ガッツリ食べる」
(……やっと、見つけた)
ステーキを頬ばっているのを見つめながら、高橋綾は昨夜のセックスを思い出していた。
ホテルから手をつながれて、ファミレスで恋人のように目の前で見つめられて、困惑しながらも、警察に通報するとか、ホテルの従業員に救助を求めるなど、逃げ出すしかない状況はまぬがれたことにほっとしていた。
全裸画像を恋人や職場の知り合いに流すと口先だけの嘘で脅したが、一夜限りのセックスと考えていた。
「朝からストロベリーパフェか?」
「おいしいですよぉ、ふふっ」
怯えたり、嫌がっている感じではなく、むしろ上機嫌な感じで微笑している。
食後のコーヒーを飲みながら、高橋綾があれこれ話すのを、喫煙しながら聞いた。
綾は待ち合わせをすっぽかされて、泥酔するほどやけ酒を飲んでいたらしい。
待ち合わせしていた彼氏の「田中さん」で、妊娠中の妻がいる同じ会社の別の部署の社員。
会社の同僚の同じ大学の先輩で、つきあって二年目。
正直なところ、綾は悩んでいたらしい。
「田中さん」の奥さんにばれるのがこわかった。
しかし、女として求められてしまうと、なりゆきに流されてしまう自分が嫌だった。
「そいつのこと、好きだったんじゃないのか?」
「だって、他につきあいたいとか言ってくれる人もいなかったですし」
「なんとなく、男からもてそうな感じなのにな」
すると、綾がちょっと緊張しながら言った。
「あの、今、つきあってる人とかいますか?」
「いない。俺の職場は女性がほとんどいなくて、つきあう相手も見当たらない」
「そうなんですか?」
毎日、ベルトコンベアーで流れてくる部品のネジを休憩時間以外はひたすらしめて、不良品を選別する。
隣に誰がいても、おたがい話すこともなく、決められたノルマの量の部品を作り終わるまで作業をする。
「考えごとをしていたりすればミスをする、逆に集中しすぎると疲れてしまう感じなんだ」
「それはそれで、たいへんそうな仕事ですね」
昨夜は給料日の夜で、特にすることもなくて、映画をみて、遅めの食事をして、帰宅する途中だったことを話した。
「映画が好きなんですか?」
「部屋に一人でいるのが嫌な日だっただけだ。ひまつぶし」
「DVDをレンタルしてきて部屋でみてることはありますよ、ひまつぶしで」
「どんなのをみてるの?」
「エッチなやつ……」
コーヒーを吹き出しそうになって、むせた。
「そんなにびっくりしなくてもいいじゃないですか。どんなのみてるのか気になります?」
「ま、まあ、ちょっとは……」
仕事をズル休みしたので、帰宅して昼寝するつもりだった。

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