奴隷市場 2
アルヘドは、私の汚れた顔に汚いモノを押し付けた。
「アルヘドさま、どうか、おゆるしください。」
私は、アルヘドに奉仕する。こう言わないと、もっと酷く殴られるから。
痛い思いをすることに変わりはないけど、これが、 私、私たちが選べる最善の方法だった。
「どうした奴隷51番?涙なんぞ流しおって。そんなに私のチンポがうまいか?…そうかそうか、ならもっと深く味わわせてやろう!」
「んぶっ!?んっ!んぅっ!」
喉の奥にまで入れられた。
「どうだ51番!私のチンポは良いだろう?…おら、早く言いなさい。」
「んぶぁっ!…はぁ…はぁ…は、はい。奴隷…51番は…アルヘドさまのチンポがだいすきです。…私の汚い口の中を、綺麗なアルヘドさまのチンポできれいにしてください…もっと…しゃぶらせて…ください。」
これが、私の毎日だった。
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翌日。私は今日もショーに出された。
「お前たちは良いなあ。ショーに出して貰えて。ショーにすら出されて貰えなかった奴隷は、■■なるからなぁ?」
頭がおかしくなりそうだった。
今日も裸で男たちの前に立ち、関心を持って貰えるように身体を動かす。
だって、わたしには、それしかできないから。
「なあ、奴隷を買いたいんだが?」
「へへ、どうもどうも。どの奴隷が良いかい?」
どうして、こうなったんだろう。
わたし、なにかわるいことしたかなあ
「おい!なにぼーっとしてしてんだ!お前だお前!早く来い!」
なにかよくわからないけど、てのおもりをはずされた。
次はあしのおもりを。
全身、傷とあざが目立つ裸体が露になる。
「確かに、金貨50枚です。おい、51番に服を被せてやれ。まいどご贔屓に。」
服を被せられた。
「………」
何も言われなかった。私を買ったこのご主人さまは、私の手を掴んで、私が今まで奴隷として生きてきた場所から連れ去っていく。
途中で足がもつれて転びそうになってしまった。
ご主人さまが手を掴んでくれていたか ら転びはしなかったけれど、私は慌ててご主人さまに謝罪をすることにした。
ご主人さまの手を振りほどき、その場ですぐに土下座をした。奴隷の犯した失敗は、重罪だからだ。
「………何してるんだ。早く手を繋げ。」
とっさにご主人さまの顔を見た。怒っていたから、すぐにご主人さまの手を掴む。罰が起こると思ったら、ご主人さまは何もなかったように無表情で歩き出したから、私はまた転んでしまわないように歩くことに集中した。
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「着いたぞ。」
途中馬車に乗って、しばらくしたらご主人さまの屋敷に着いた。