婦警さんが悪に負ける訳がない 2
杏子が本題を切り出すと、早苗はやや難しい顔になった。
早苗「やっぱり捜査するのね」
杏子「当然です!沙弥や美優のためにも犯人を・・」
早苗「沙弥ちゃんや美優ちゃんは、たぶん捜査して欲しがらないと思うわよ。それは、彼女たちの恥をさらけ出すことにもなるから」
杏子と由利は少し戸惑ったが、すぐに由利が切り出した。
由利「・・でも、私たちは婦警です!悪に屈するわけにはいきません」
杏子「早苗さん、犯人に繋がる情報をください!」
早苗「・・・分かったわ」
早苗は諦めたように捜査資料を取り出して二人に向きあった。
早苗「私もね、婦警がレイプ男の性欲の捌け口にされていることは許せないわ・・・・・まず、犯人はやはり男よ。二人の証言から同一犯と思われるわね」
杏子「はい」
早苗「ただ、人物を特定できる証拠は無し。精液の付着も無かったし」
由利「二人は何をされたんですか」
早苗は言いづらそうに話し始めた。
早苗「状況からの推測だけど・・・制服にあまり大きな乱れは無かったわ。犯人は、制服を着たまま二人の胸を揉み、さらにはお尻をたっぷりと撫で回して揉んでいる。そして、、そして、パンティの上から二人の局部を執拗なまでに触り続け・・パンティごと局部を舐め回しているわ・・」
杏子「なっ、なんてことを・・」
杏子と由利もこの生々しい情報には動揺を隠せなかった。
恥ずかしさや怒りでどんな顔をしていいのか分からない。
早苗は続ける。
早苗「婦警に異常な憧れと執着をもつ男は、たぶんとてつもない興奮状態だったんでしょうね。・・沙弥ちゃんたち二人の脳裏に焼き付いているのは、、ズボンに汚らわしいテントを張った男の怒張の先が、我慢汁でべっとり染みになっていた光景よ」
由利「ゆ、許せないよぅ!そんなひどい事」
早苗「犯人が、二人の胸を背後から揉んでいる時についたと思われる我慢汁が、二人のミニスカートのお尻に付いていたんだけど・・発見時はカピカピに乾いてた上にカウパー液じゃあ、科捜研でも特定は難しいみたい・・・で、犯人は二人を失神するほど感じさせると、そのまま逃走してるわ」
由利も杏子も顔を赤らめていた。
由利「じゃ・・・じゃあ、、えっと、犯人は激しい勃起状態のまま逃げたわけですよね。しかも染みつきで。。目立ちそうですけど、目撃者は」
早苗「居ないわ。上手く逃げてるわね」
そうして、目撃者もいない、上層部も頼れないという逆境の中で杏子と由利は捜査を開始する。
早苗と言う協力者があったことは、彼女らにとって救いと言えた。
もっとも、捜査は遅々として進まず、焦りが生まれてくる。いつ次の犠牲者が現れてもおかしくないのだ。
そんなある日、杏子と由利は早苗に呼び出される。
「大変なの!!すぐに来て!!あっ!!」
「ツー。ツー。」
しかし、突然、早苗の電話が切れた。
「どうしたの!!早苗!!どうしよう。切れちゃった。」
一方、その頃、早苗は・・。
男「へへ。いい女をまた捕まえたぜ。」