ミニスカポリスを捕獲せよ 7
つん、つん、と嬲るようにそこを突かれると、痺れるような愉悦が恵の身体を突き抜けていく。
「あぁ…そ、そこ、そこ…はぁ」
恵本人もおぼろげにしか理解していなかった、快楽の源泉。
バイブオナニーに夢中になって、ただ強く奥を突き上げようとした動きによって恵は偶然その存在を知った。
しかし、何度もそれを確かめようと、指で、バイブでそれを探ってみたのだが、結局はわからず、気のせいだったのかも……と諦めていた。
「ふふ、性感帯ってのは、ある条件が満たされて初めてそこに現れるってこともあるのさ…」
「あ、あぁっ…あひぃ…」
つん、つん、すりすり…。
腰が痺れ、頭の中が溶ける。
自分が何者で、今どこで何をしているのか……すべてがどうでもよくなっていく。
「ひぃっ…もぅ…い、いく…ぅ」
かすれ声でその到来を告げるのとほぼ同時に、肉棒の先端がスッと遠ざかろうとする。
「い、いやぁっ!」
餓えにも似た欲望に衝き動かされ、恵は自ら押し付けようと腰を振る。
そこを、ズンッとカウンターでぶち当てられた。
「あが、ぁ…っ」
それ以上は声にならず、喉をさらしてぱくぱくと酸素不足の魚のように喘ぐ恵。
男はニヤッと笑って、恵の腰を抱いていた手を思いっきり尻肉に叩きつけた。
法子は、目を開けてからしばらくの間ぼんやりと視線を左右に投げていたが、己の体が拘束されている事を悟って、急速に意識を回復した。
「……こ、この状況で、寝るって、どんだけ図太いのよ、私ってば…」
呆れたようにため息をつき、あらためて頭を振った。
あれからどのぐらい過ぎたのか……恵は無事…大丈夫だろうか。
がちゃがちゃと鎖を鳴らしてみるが、やるだけ無駄なのはわかっている。
部屋の中には相変わらず、拘束された自分一人。
「…ん?」
法子の鼻が、蠢く。
「なんだろ、この匂い…お香…のような…」
さっきまで……というか、寝てしまうまでは、こんな匂いはなかったような気がする。
法子は、何故かそうしなければいけないような気がして、大きく息を吸った。
「……ぁ、うん…良い匂い…素敵…」
法子は目を閉じて、何度も何度もその匂いを楽しむ。
じわり、と膣奥から愛液が湧出するのを感じながら、法子はそれを不思議とは思わなかった。
すー、すーと、鼻呼吸は続き、法子のオ〇ンコから愛液がこぼれて太ももを伝っていく。
その感触がくすぐったくて、しかしそれが心地よくて、法子の腰がかすかに揺れ動き、時折ぴくりと跳ねた。
やがて、法子の呼吸が忙しく、荒れてくる。
閉じられた瞳、きゅっと寄せられた眉は、快感に耐えるそれを思わせる。
誰もいない部屋の中、拘束されたまま法子は、静かに絶頂を迎え…また、眠りについた。
「ああぁ、ダメっ、壊れちゃうぅっ!」
腰を振りながら、恵が切羽詰まった声を上げる。
「くく、何を言ってるんだ今更…お前はとっくに壊れてるんだぜ。気付かなかったかもしれないがな」
そう言って、男は恵に近づくとくねくねと淫らに蠢く尻肉を叩いた。
「うおぉ…締まる」
恵の下の男が呻いた。
「へへっ、だらしねーな。さっさと射精して、俺と代わってくれよ」
下品な笑みを浮かべて、順番待ちの男がヤジを飛ばす。
「うおああぁ…」
「やあぁぁ…中で…出てるぅ…」
「ほらほら、次だ、次」
恵の身体を抱え上げ、組み敷く。
「そうらっ」
「うひいぃ…」
拘束された両手首が床に押し付けられ骨が軋む…が、その感覚よりも、男のモノが自分の中を押し広げてくる感覚の方に恵の意識が向かう。
「おいおい、後始末ぐらいはさせてくれよ」
先ほど恵の中に放出した男が、ちょっと情けない表情を浮かべて、自分の出したものと恵の愛液でドロドロに汚れた己の肉棒に目を落としていた。
「体位変えろよ」
「しゃーねーな」
めぐみの脇の下に手をいれ持ち上げる……と同時に、男は身体を倒した。
「悪いな」
ドロドロの肉棒を恵の口に突っ込みながら、男が礼を言った。
「つーか、一人じゃ無理だろ…」