強制快楽拷問連鎖 172
一週間後、淫乱催眠の記憶などまったく残っていないちはるちゃんは、貸し切りにされた小さなホールで少し高いところにある壇上の横に置かれた椅子に座っていた。彼女のために企画されたサプライズ映像の上映をするのでおめかししてくるように、としか聞かされていない。普段のラフな格好とは違い、とっておきの白いワンピースを着て、ぱっちりした瞳をひきたてる清楚なメイクをした彼女は人気アイドルのように輝いていた。
会場はほぼ満席で、いやおうなしに視線の集まる席、すこし居心地悪そうにしている。席を埋めるのは、彼女の友人、アルバイト先の同僚や上司、大学内の知人やご近所の顔見知りまでいたが、全てが男性だ。彼らも、ちはるちゃんの特別なイメージ映像を上映するとしか聞いていない。今は一様に壇上に座るちはるちゃんの美しさに目を奪われていた。
「それでは、本日の主役にご挨拶をしていただこうと思います。柚木ちはるさん、壇上へどうぞ!」
「あ、はいっ……」
ピンクの名刺システムの関係者がちはるちゃんを誘う。簡単なスピーチは用意させていたらしく、ちはるちゃんは大学生らしい溌剌とした声を出した。
「こんにちはっ。今日は私のために集まってくださり、皆さんありがとうございます!どんな映像を上映していただけるのか、私もとっても楽しみです。皆さんも楽しんでくださいね!」
ニコッとした若々しく可愛らしい笑顔でそう挨拶すると、拍手が起き、一部の男友達から「ちはるちゃーん!可愛いよ〜!」というふざけたような歓声が飛び、会場から笑いが起こる。
温かい雰囲気の中、ちはるちゃんが元の席に戻ると、場内が暗転し、次の瞬間、音響設備からちはるちゃんの大きな声が響いた。
『皆さん初めましてーっ、柚木ちはるです!○○大学一年です!ちはるのおま○こに皆さんのおち○ちんをいっぱいハメハメしてくださいね♪ちはるの体で溜まった精液からっぽにしてください♪』
会場内に大音量で響いた下品な台詞に、会場が一瞬にして静まり返った。
台詞のせいだけではない。大きなスクリーンいっぱいに写しだされたのは、陰毛をはみ出させた極小ハート水着姿の美少女だ。
それは紛れもなく、目の前の壇上で白い清楚なワンピースを身につけて顔をこわばらせている美少女と同一人物だった。
洗脳時の自分の姿を目の当たりにしたことがスイッチとなり、忘れさられていた催眠時の記憶が、ちはるちゃんの脳内に流れ込んでくる。「…………!!」ちはるちゃんは一週間前に行われた狂宴の全てを思い出し、口元を手で抑えて震えはじめた。
「えっ?これ、柚木さん?マジ??」
バイト先のS君の声が、ちはるちゃんの耳にはっきりと届いた。スクリーンの中では、まさしく自分自身が、乳首と性器をほとんど「点」でしか隠せていない水着で、色っぽく腰をくねらせながら、習得した覚えのない過激なセクシーダンスを披露していた。
『勃起したおち○ちんが大好きなんです!今日のために毎日してるオナニーも我慢してきました〜』