「ちょっと待てそれは１８禁射的・・・・・・」
「大丈夫。何にも言われないよ。」
引換券に弾を命中させればそのアダルトグッズがもらえるというものだった。何でこんなのがあるんだ？
「３０発で１０回以上命中させればさらにボーナスがつきます。」
店員が言って沙耶はうなづくと次々に弾を命中させた。
ジャキン、ズキューン
ジャキン、ズキューン
ジャキン、ズキューン
何と３０発全弾命中。さらにボーナスが続いて何と５６個の引換券をもらってきた。

引換所に着くと沙耶の引換券と照合してメモが渡された。そこに書かれていたのはもらえる物の一覧。「手錠、媚薬、アナルバイブ、ペ○スリング、浣腸、ボールギャグ、三角木馬・・・・・・」
なんでＳＭグッズの引換券ばっかとって来たんだ？
「三角木馬は結構です。」
沙耶は平然と言った。すると
「では代わりの物をこちらの中からお選びください」

「じゃあランジェリーコスプレセーラー女王様セットにします。」
と沙耶は言い、後で取りに来ることにした。
「次はどうしようかな〜。沙耶お兄ちゃんと何かやりたい。」
「うーんじゃあ・・・・・・これならやっても良いよ。」
僕が見つけたのは『帝国海軍軍令部』である。
「沙耶が悪かった。」
「じゃあ止めとこう。」
「つきあってあげる。結構上手くいくかも知んない。沙耶が行動するからお兄ちゃん考えてね。」
「じゃあシナリオは『ミッドウェイ海戦』で。」
１０分後
「わーい。作戦成功。」
「沙耶すごいな。」
僕はあきれた。
「あ〜楽しかったね。お兄ちゃん。」
「沙耶なんであんなに上手いんだ？」
「才能ってあるのよ。」
「そういうもんか。」
「そうだ。射的のやつ取りに行かなくちゃ。」
「ああそうだった。」
「送ってもらおう。」
「そうだな。沙耶がこんなに賞品取るとは思わなかった。」
「へっへ〜１０００円出して結局儲けたと思わない？」
「十分儲けたと思う。」
「また行こうね。」
「今度は期末テストが終わって、沙耶が良い点だったら行こう。」
「じゃあテストで良い点取ったら泊まり込み〜。」
「じゃあ平均８５点だな。」
「無理だよ〜」
「はははは。そうだ、夕食も奢ってあげよう。」
「わーい。」
「安いファミレスだけどな。」

「ん〜とぉ。沙耶はオムハヤシライスセット。サイドメニューは・・・・・・」
「ミックスツナサラダが良いんじゃないか？」
「お兄ちゃんの言う通りそれにしよう。それとドリンクバイキングね。」
「じゃあ僕も沙耶と同じのにしよう。」
「ウェイトレスさーん。オムハヤシライスセット。サイドメニューミックスツナサラダを二つ、ドリンクバイキング二つ。」
「かしこまりました。」