PiPi's World 投稿小説

初体験はお姉ちゃんそして……
官能リレー小説 - 近親相姦

の最初へ
 171
 173
の最後へ

初体験はお姉ちゃんそして…… 173


午後になり、練習が再開された。
「二時半に合奏するわよ。お盆休みでしばらく練習休みになるから今日で完成に極力近づけましょう。」
部長も熱が入ってきた。

「今日は疲れたね〜。」
「そうだね。かなり疲れた。」
「それでもあれこれ注文出すんだね〜。びっくりしたよ〜。」
「確かに演奏者のほうが疲れるとは思うけど、指揮者も精神的には疲れるんだよ。いわば野球で言えば投手(ピッチャー)なんだから。」
「え〜?どういうこと〜?」
「投手がボールを投げないと野球は始まらないだろ。指揮者も同じ。でもいくらいい球を投げても、野手がいないと話にならない。つまり、演奏してくれる人が野手。野球でも一番気を使うのは投手なんだ。」
「そーなの〜?」
「投手がグダグダだといくら野手が頑張ってもも滅茶苦茶な試合になるから。頭上を超えていくホームランを捕球する事はできないからね。」
「なるほどね〜。」
「そうだ。今日は何も食べなくていいのか?」
「わ〜!お兄ちゃんから言ってくれたのは〜『お詫び』以来初めてだね〜。」
「そうだったっけ。」
今日はメロンケーキを食べ、家にもメロンケーキのファミリーサイズを買って帰った。
「お兄ちゃんお財布大丈夫?」
珍しく沙耶が語尾を伸ばさず心配そうな顔で聞いた。
「そんな顔しなくても帰れるよ。そのくらいのお金は持ってるから。」
「いつもご馳走してもらってるし〜……」
沙耶の口調が元に戻った。心配は解けたのか?
「良いって。今日は僕が言い出したんだから。」
「うん。ありがと〜。」
「どう致しまして。」
「次だよ〜。」
「忘れ物ないか?」
「大丈夫〜。」
『お忘れ物落し物なさいませんよう……』
「なんだか同じこと二回注意されたみたい〜。」
「ははっ。言えてる。」
「ただいま〜。」
「ただいま。はい、お土産。」
「お兄ちゃんこれ何ぃ?」
「明けてごらん。」
ガサガサ……
「凄ぉい。ケーキだぁ。」
「あらあら。アンタ大丈夫なの?」
「帰りに沙耶と食べてきたからね。沙耶だけじゃかわいそうだと思って。」
そこに母親も出てきて
「じゃあ夕食の後にいただきましょうね。」
と言った。

SNSでこの小説を紹介

近親相姦の他のリレー小説

こちらから小説を探す