童貞の僕は… 3
そんな日が2、3日続いた頃。
僕の様子がおかしい事に、周りの人は不審に思い始めていた。
もちろん、その原因であるみさき姉さんも。
「ねぇ…最近、彼方変よ…?私達…っていうか…
何か…特に私の事避けてない…?」
「え?いや…そんな事…無いけど…」
僕は動揺を悟られない様…極力普通に返事を返す
みさき姉はそんな僕をいぶかし気に見つめ
「ま…いいわ…」
と、何ともあっさりと引き下がった…
(危なかった…みさき姉鋭いしな…
まぁ寝てたからバレる事は無いにせよ…
問いつめられても本当の事なんて言える筈も無いんだから…
本当…僕は何であんな事を…)
僕はこのままリビングにいると、また話が振り返す恐れを感じ…
不自然ながらも急いで自分の部屋へと逃げ帰った
「はぁ…最悪だ……
自分の撒いた種とは言え…本当…何であんな事」
そりぁ確に…自分も10代の健全な男子高校生…
今までもHな事への興味はあった…
でも…女性を襲うなんて
しかも…その相手が姉だなんて…
どうかしてた…
本当…その言葉で済めば苦労はしない…
僕は先日味わった…初めての女性の感触に悶々とする心を、姉に対する罪悪感と自分への嫌悪で押さえ込み…今日はそのまま早めの眠りについた…
その頃…1階のリビングでは、3姉妹による家族会議が開かれていた…
「ねぇ…みさき?本当に何か心当たり無いの?」
「えぇ!?…否…まぁあると言えばある様な…」
「ええ!!何か心当たりあるの!?みさき姉!!」
「否…無いと言えば無いような……?」
「はぁ…何なのよそれ…結局どっちなの?
あの子があんな風に塞ぎ込む何て…きっと余程の事があったのよ」
「うん…秀哉兄…(主人公名しゅうやに決定!笑)…最近本当に暗いし…
何か溜め息ばっかり吐いてるもんね…」
「ねぇ…みさき?何でも…どんな些細な事でも良いから…私達に話してくれない?」
……………
「うん…でもね?秀哉にはあんまり関係無いのよ
ただ…その…私がこの間…ちょっと秀哉との…その…夢を……ね?」
「へ?なに?夢…?」
「みさき?ちょっと何言ってるか解らないわ…
ちゃんと私達にはっきり教えて…」
「あぁ!もぅ!その…
だから!私が秀哉に抱かれてる夢を見たの!!」
「「……………」」
「「……はい……?」」