本気の愛は血を超える 24
僕は意を決して行きかけた所で、麻貴ちゃんが僕の手を掴む。
「やっぱり私も一緒に行くわ」
麻貴ちゃんは水着を着けてるとは言え、完全にスケスケのままだ。
でも、そんな事を気にする様子も無く、上機嫌で僕の腕に絡ませてくる。
全く恥ずかしがる様子の無い所は、ドキドキしながら歩く僕とは正反対だった。
むしろ嬉しそうに歩く麻貴ちゃんと、どこか挙動不審な僕。
プールの入り口近くに行くと、ウエイトレスらしき人がいた。
近づいてくる僕達を見て、少し顔を赤くするウエイトレス。
金持ちのこんな道楽はありきたりなのか、余り慌てる様子はないにせよ、視線は少し泳いでいる。
そんなウエイトレスを見て微笑む麻貴ちゃんは、僕の股間のいきり立ったモノを掴んでゆっくりとしごく。
「カクテルを頂けないかしら」
余裕の笑みの麻貴ちゃん。
この状況を楽しんでる風だった。
返事を返すウエイトレスの声は若干上ずっていた。
トレーを持つ手も少し震えていた。
ウエイトレスさんは麻貴ちゃんよりも年上に見えるのだが、いくら貸し切りのリゾートとはいえこんな行為をするのは見慣れていないのか僕らをチラチラと見ながら若干震える手でカクテルを用意してくれた。
「ありがとうございます」
クチュンクチュンという卑猥な水音を響かせながら麻貴ちゃんは手コキを続けている。
僕がウエイトレスにお礼を言ってカクテルを受け取った。
「可愛らしい反応ね」
麻貴ちゃんが笑う。
「結構いい人だね、康くんあの人としたくなったでしょ」
「あの人も可愛かったけど…僕は麻貴ちゃんとしたいかな…」
「待って、まだカクテルが完成してないわ」
「ああっ!麻貴ちゃん…ううっ…くっ!」
僕の背徳感や興奮も知ってか、麻貴ちゃんは普段よりも早く僕を射精させてグラスで精液を受けた。
「ん、おいし」
麻貴ちゃんはザーメンが入ったカクテルを飲んでさっきよりいい笑顔を見せる。
「いいミルクサーバーね、私にも使わせてくださる?」
そう言って笑ってるのは、いつの間にか近くに来ていた貴美子さんだった。
その貴美子さんの格好を見て僕は目を見張る。
貴美子さんの赤いビキニも麻貴ちゃん同様にスケスケで、陰毛や乳首もクッキリと見えている。
その上、見えていても貴美子さんは堂々としている・・・
いやむしろ見せつけてる風であった。
「あら、女として終わった私にも勃起してくれてるのね」
僕の股間が跳ね上がったのを見て、貴美子さんは嬉しそうに言う。
女として終わったと言う表現は閉経した事を指すと思うが、少なくとも貴美子さんの女の魅力は閉経とか関係ないレベルだ。
「そんな格好されると、麻貴ちゃんだけでなく貴美子さんともセックスしたくなってくるよ」
「勿論それは大歓迎よ・・・セックスしたいと思ってくれる事が一番嬉しいわ」
僕に身体を寄せ、ゆっくりと股間のモノをしごき始める貴美子さん。
麻貴ちゃんの手つきも凄かったけど、貴美子さんのは更に凄い。
自分でするよりも遥かに気持ちいいぐらいだった。
まるで男の気持ちいい部分を知り尽くしているようなテクニック。
気を抜いていたらあっという間に暴発させていておかしくないレベルだ。
「貴美子さん、すごい…」
「ふふっ、今の私は康貴さんのために生きてるものなのよ」
「ああ、そこまで、気持ちよくされたら…」
「もうちょっとだけ我慢してね。お口でもしてあげるから」