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姉・妹ぱらだいす
官能リレー小説 - 近親相姦

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姉・妹ぱらだいす 1

「お帰り、お兄ちゃん♪」

……突然ですが、僕は今の状況がまったく飲み込めていません。
家に帰ってみたら鍵は開いていて僕のことを弟だのお兄ちゃんだの呼ぶ女の子が合計5人います。
まったく知りません、今日今初めて会いました。


父さんは先日、病に倒れこの世を去りました。
酒もタバコも大好物だったとはいえ50歳はちょっと早すぎるだろうと。

僕は生まれてから今まで17年、母親の顔を知らずに父さんの手で育てられてきた。
当然兄弟の存在なんてないと思っていた。だから今の状況は何なんだろうと。

うちは下町のボロ屋で、へたしたら公営住宅の家庭より貧しいから、まず遺産目当てではない。
確かローンも少し残っているので、払えなければ出て行かなくてはならないはずだ。
「それならね、心配ないよ。全部払えるから」
亜衣ちゃんという年が近そうな妹が答える。もし家族になるなら僕が少数派だから、こんな古い家に頓着する理由はないように見える。
彼女は二歳下で、僕と同じ高校の生徒だ。そもそも何をして暮らしているのだろう?
「この近所にあるね、コンビニ。お姉ちゃんがね、店長」
末っ子の亜純ちゃんが教えてくれた。中学生らしい。
ここから近くといえば一件ある。駐車場も広い。確か昔は材木店とかでしばらく空き地で最近出来たと思う。
「で、君は僕より年上かな?」
「あたしのほうが早生まれだからね、逸郎」
高校でも同じ学年なんだろうけど、違う学校だ。制服っぽくて意外とラフなのできっと私服OKの所で、僕よりランクが高いのだろう。
パターンとしては、姉妹の中で一番僕と暮らすのに反対していそうだ。
「それは、誤解よ。この杏奈ちゃんを同じ年と思ってもいいんだから」
「もしかしてツンデレか残念な美人とか言われてません?」

「ふふふ、面白いこと言うのね」
強気そうな顔しながらも意外と懐の広そうな感じだ。
とりあえず僕に敵意はなさそうだから安心していいのだろうか。モノローグにまで突っ込んでくるのは別として。
「全部口に出てるわよ、いっくん」
「い、いっくんって」

キッチンのほうからはいい匂いが漂ってくる。
料理上手な家庭的な子がいるのは心強い。
「もうすぐできるからそれまではゆっくりしててねー」
次女の杏里ちゃんという子が家事担当らしい。

「ちゃんはやめて、これでも二十代よ」
「ですよね、胸が立派だし」
「あらあら」
「そういう指摘は直球なのね」
「なんだか、考えが全部読まれてるみたいなんで」
親無し子から急に女系家族の一員になっても、異性とはそんなに話したことがないので、褒めたつもりでも別の意味で取られたみたいだ。
「そう?女の勘よ」
「なら、一番上の人は?」
「葵っていうの」
「まだ仕事してる」
「実はね、出戻りなんだよ」
「杏里姉よりもおっぱい大きい」
きっと次女が温和なタイプなので、長女はどちらかと言えばきつい方だろう。強いからバツイチになったのか、バツイチになって強くなったかはわからない。
「するどいじゃない、いっくん」
「何だよ」
「お見通しだよ、お兄ちゃん」
「杏里さん、二人しかいなかったところに急に五人だと手狭じゃないですか?」
「そうね、でも…お店の都合があるから、いつも一緒って訳にはいかないわ。それに、段階的にリフォームする予定よ。流行のDIY」
「なんでも、僕の意向抜きで決まってるなら、いっそ取り壊して建て替えればいい!この僕も追い出して」
「予定って言ってるでしょ!何よ、せっかくローンから開放されたのに」
「好きで貧乏に生まれたんじゃない。木こりになりたかった!」
全員が静まり返るかと思ったら、杏奈が反論してきた。もちろん、本気で怒った訳じゃない。全員を黙らせれるか試しただけだ。なので、すぐにジョークを飛ばす。

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