僕とママ 23
そういう三ノ宮はスマフォに映る裕樹と千代が獣のように盛る姿を真二に見せ付ける。
しかし、その時、とんでもないことが起きた。
キッキィイイイイドッガアアアアン!!!
「「「ぐぎゃぁあああああああ!!!!!!」」」
何と居眠り運転をしている危険物を搭載した大型ダンプカーが倉庫に激突して爆発事故を起こしてしまい。
この事故で真二と三ノ宮を逮捕した女刑事や三ノ宮本人やその仲間たちや居眠り運転をしていたダンプの運転手は一瞬にして死んでしまった。
更にこの爆破事故で裕樹と千代のセックスショーを映していたスマフォは破壊された。
そのお陰で真二の莫大な財産を裕樹と千代は手に入れたのである。
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夫たちの事故死を全く知らない麻理子は裕樹と千代のセックスショーを止めなさいと叫ぶ。
「だめ!裕ちゃん、千代さん、止めなさい!」
「ええ〜こんな楽しいこと止めるなんてできないよ。ねえ〜千代姉ちゃん」
「裕樹ちゃんの言うとおり。麻理子さん、諦めなよ〜」
「だって私、あなたのママじゃないんですもの。・・・・・・あなたは前の夫の相馬の連れ子。だから、今の夫や私に何かあっても、財産はゆうちゃんのものにはならないのよ」
「!?」
「うそ・・・」
事実は小説より奇なり、とはこの事だ。
「僕とママ」は、「僕と継母」だったのだ。
「財産よりも麻理子さん自身の価値よ」
千代は麻理子を尊敬していた。清楚系ビッチでプロとしても活躍しており、年を経ても衰えない美貌と生まれつき豊満な肉体に女としての格の高さを感じていた。
彼女は裕樹に麻理子の過去を知らされた時も驚かなかった。同時に幾度も絶望の淵に立たされながらタブーは犯してないことをもったいなく思った。
「いろんな人がヤリたがったママはきっとすごいに違いないんだ」
裕樹も義理の母であろうと麻理子とセックスしたかった。名器だと確信している。吐いて捨てるほどいる人妻の中で、夫を消してまで調教された熟女が値打ちのない存在であるはずがない。
彼は派手で見るからにエロい黒ギャルと古典的な色白で豊満な上に経験と名器を備えた熟女の二人といつも愛し合えれば幸せだと感じた。
幸せを感じた、はずだったが。
しかし、肝心の巨根がなえてしまった。
それほどまでに、裕樹にとって実母である女性と行為を行うということは重要だったのだ。
勃たなくなった巨根など、十年ほども前の新しい流行の黒ギャルには無価値だった。
それは麻理子にとっても同じだった。
もはや巨根化し、爆発シーン後の鉄板ネタのようにチリチリの陰毛が生えた裕樹にショタ属性など求めようがないのは明らかだ。
名前もセンスも垂れ具合も古くさい千代は、無言で去っていった。うっかり自分のセンスが新しいと主張してしまった事は修正して。
過去をねじ曲げる。
彼女の特殊能力なのだろう。
麻理子もまた、無価値になった(元)息子の前から前田の遺産ごと去っていった。
残されたのは、小6にして剛毛、EDなのに巨根の自称web小説家である僕一人だ。
ここからいよいよ、僕一人のぼっち物語が始まるのだった。