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血の淫らな疼き
官能リレー小説 - 近親相姦

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血の淫らな疼き 10

薬とレイプと、沙織の美貌に麗子はやられて堕ちた。
キメセクでキスだけで麗子は絶頂した。
沙織をうっとりと見つめる表情や態度で麗子はレズビアンだと誠にはわかった。麗子自身も沙織に会うまで気がついていなかったのだ。
沙織に弄られた夜、麗子はあきらかに誠と嫌々やっているのとはちがい、完全に屈服していた。


誠や沙織は体質のせいか、薬はうまく酔えないのだが、麗子のように陶酔してしまう者も多くいる。身も心も捧げるようになる。
もし、沙織がキメセクで堕ちる体質だったらたやすく玩ばれて壊れていたはずだ。

薬でトリップした状態で心酔しきった麗子は、沙織を神のようにあがめている。
沙織は誠とはセックスする。他の男とは寝ないと決めているようだ。
他の女たちとは違う自分は特別だと思い込んでいる。それは誤解だと沙織にはもうそろそろ教えなければならない。
危害を加えたりすることに慣れてしまうと、相手の心理が予測できなくなる。
そうなれば、破綻が待つだけだ。
沙織にはその未熟な隙がある。
サディストはMの心を察知できなければならないものなのである。

今の沙織は、どちらにも揺らぐ半端な、まがいもの。
誠はそれが気にくわない。
麗子のように自分が何者かを理解しているほうがまだましだ。

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