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血の淫らな疼き
官能リレー小説 - 近親相姦

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血の淫らな疼き 3

夫の真は佳菜子を激しく愛撫することはなかった。二人でキスをして裸で抱き合って寝るぐらいだった。
不能の夫は愛撫をして、中途半端に挿入できないことに遠慮しているらしかった。
夫は本当は同性愛者なのではないかと、佳菜子は内心では疑っているが、問いただしたことはない。
世間体をとりつくろうために結婚して、子供も産ませるが、同性愛者だという者も多いと噂で聞いたことが佳菜子はあった。
なぜ悠の母親と離婚したのかは夫にたずねたことがあるが、不能になった時期に前妻が浮気したらしい。
浮気相手との子を孕んだ悠の母親は、小学生だった悠を置いて家を出ていった。
悠の境遇に佳菜子は同情したが、その気持ちを悠に話したことはなかった。悠が無愛想なのは境遇のせいだと、今までは思っていたがそうではなかった。
悠は、佳菜子を異性として慕っていることを隠すために、わざと冷たい態度をとっていたのだった。
佳菜子は夫の寝ている隣で声を殺して自慰したこともあった。行きずりの男たちとの性交も自慰のようなもので、気持ちが揺れることがなかった。

佳菜子自身、悠を異性として意識してはいた。ただし軽蔑されているか嫌われていて避けられていると思い込んできた。
さらに、義理の息子だという理由で佳菜子も抱いてほしいと口にしたりもしなかった。むしろ、義理の息子に欲情する自分を汚らわしいとさえ思った。
悠に愛撫されて、自己嫌悪さえ感じていた欲望がはじけて快感として佳菜子の気持ちを蕩けさせた。
悠は佳菜子が抵抗するのをあきらめたのだと思った。佳菜子は絶頂の余韻にひたりながら脱力していたのだが、悠はさらに佳菜子を愛撫していく。
悠は気持ちの余裕がない。自分の服を脱ぐことも忘れて、佳菜子の柔肌を弄ぶのに夢中だった。
佳菜子のどこをどのようにすれば、感じるのかを確かめるように、撫でまわし、唇や舌先を這わせた。
佳菜子の下半身には、太ももを撫でたり、尻を揉んだりもするが、肝心の濡れた淫華やメスの肉粒には遠慮しているのか触れてこない。
佳菜子は行きずりの男たちが、自分のものをさわらせたり、舐めさせようとしたり、淫華を弄りだすように悠がしてこないことで、じらされて感じた。
佳菜子は悠の唇が重ねられると、自分から舌を入れて悠の舌と絡ませあった。



佳菜子がの悠の愛撫を受け入れて、感じていることを伝えるように愛撫を返したり、あえぎ声をこらえきれずに溢れさせる。
「 はぁ、はぁ、あっ、んぅうっ......んっ」
悠の指先が弄っている佳菜子の乳首は勃って、痛いぐらい敏感になっていた。
「ねぇ、悠クン、なんだか汗かいちゃったよ......シャワー浴びたいな」
佳菜子は甘えたような声を出して悠の頬にキスをした。そして、佳菜子は微笑しながら、さらに言う。
「一緒に入る?」
悠が照れながら、ベットから起き上がる。
佳菜子はゆっくりと腕で胸元を隠して起き上がり、悠の部屋から一階の浴室へ。
佳菜子が自分の愛蜜で汚れた下着を見て苦笑して、洗濯機に放り込んだ。悠はまだ部屋にいるのか、浴室に来ない。
あれだけ大胆に迫って来たのに、恥ずかしがるのも不思議だが、悠が誰か異性と入浴することに慣れてないのかもしれないと気がついた。
悠は19歳で、遊び慣れている軽い感じではない。むしろ、まじめというか、奥手な落ちついた雰囲気のタイプである。
彼女とかいれば、一緒に入浴したことぐらいはあるはずと佳菜子は思う。
ただ、結婚して同居してから、悠が彼女らしい娘をつれてきたことはない。



とにかく、佳菜子が自制心を失いかけてシャワーをびるのを口実に、悠の部屋から出てきた。
悠が単純に佳菜子の体だけを求めているなら、ベットから逃がさなかった気もする。
結婚した頃はまだ高校生だった悠が、佳菜子の体を求てきたことで、佳菜子は自分が若くないことを感じていた。十九歳の頃のことを思い出してみた。
もし、佳菜子が悠の立場だったら途中でやめられないと思う。義母というより姉のように思ってくれているのかもしれない。
悠に弄られた乳房に自分でそっと触れてみる。まだ快感の余韻が残っている気がしてとまどう。
悠とは気がつかずに頻繁にメールを交わしていて、同情もあり援助交際で会ってするつもりだったのだから今さら躊躇するのもかわいそうな気もする。
佳菜子自身が義理の息子の悠を求めてしまっていることに、気がついていない。何か理由を見つけて妥協して、悠に抱かれたいと気持ちが揺れている。

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