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血の淫らな疼き
官能リレー小説 - 近親相姦

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血の淫らな疼き 2

一緒に暮らしている間に、だんだん好きになっていったと悠が言った。
「わたしより、いい娘はたくさんいるよ」
佳菜子は自嘲した口調で、つぶやいた。
「それでも、俺は......」
佳菜子が黙ってベッドから立ち上がった。
悠が、母親ではなく異性として惚れてくれているのはうれしかった。
ただ、行きずりの男たちとデートをして関係するようにはいかない。
悠の気持ちを受け入れ関係してしまったら佳菜子自身がどうなるか、不安もあった。
当然、夫である飼い主の真に関係が知られたら、離婚されかねない。
離婚されたら、今の安定した暮らしを手放さなくてはならなくなる。
悠が佳菜子の手首をつかみ、引き寄せるように、ぐいっと引いた。体勢を崩してベッドに倒れこむ。
「親父だけじゃなく、他の奴にだって抱かせたくないんだ」
それは、佳菜子も同じだった。佳菜子を慕うあまり、他の女に金を払ってまで悠が抱かれるのは嫌だった。
それがどんなにむなしいか、佳菜子は過去の体験からわかっていた。
「わたしじゃなくてもいいんでしょう」
ベッドで押し倒された佳菜子が、言葉だけで、悠を自制させようと言っている。



取り乱した佳菜子の声を無視して、上からかぶさるような姿勢で抱きついている。
手をのばして乳房のふくらみを服の上から、激しく揉みしだく。
「ダメっ、悠クン、わたしはあなたの、うくっ、ふぐっ、んんっ......」
唇を重ねられ、悠が舌を絡めるような、濃厚なキスをしてきた。
佳菜子も、悠の気持ちを知りながらパソコンでエロ動画を見ていて、少し興奮していた。
愛撫やキスから、悠はもう童貞ではないとわかる。
憧れの相手とキスをしている悠の気持ちや興奮を思うと、佳菜子の体から力が抜けていく。
何を言っても、悠はもう自制心は吹き飛んでしまっているにちがいない。
抵抗するとしたら、目を突いたり噛みついたり、顔を爪でかきむしったりするしかない。
佳菜子は悠を傷つけたくなかった。悠がどれだけ、佳菜子を慕っているか、毎日のメールでのやりとりでもわかっていた。
「......お願い、やさしくして」
佳菜子が涙目でやっとの小声で囁くように言うと、悠の愛撫が激しいものから、丁寧な手つきに変わっていく。




外出してラブホテルで知らない男に抱かれているのではない。佳菜子は悠との性交を想像したことがある。触れられると、ゾクッと甘い快感があふれる。
見た目は細い体つきの悠だが、抱かれているとオスの力強さがあり、佳菜子を溺れさせていく。
佳菜子は思わず切なげなあえぎを洩らし、肌をしっとりと汗ばませて、身もだえてしまう。
悠の興奮した息づかいや鼓動も佳菜子に伝わってくる気がする。悠の股間も勃起していて、佳菜子の太ももに触れている。悠の手が佳菜子の手を握った。
唇が重ねられ、佳菜子は悠の手を握り返す。キスを終えた佳菜子の目がうるんでいる。熱い吐息を洩らす唇が、何かを言いかけたようにわずかに開いている。
悠がゆっくりと佳菜子の服を乱して、肌を露出させていく。佳菜子の白い肌を悠がそっと撫でる。
それだけでも、くすぐったいような繊細な甘い快感がゾクッと伝わってくる。悠が柔肌に唇を近づけて、舌先を這わせてきた。
首筋や耳に息がかかり、舌先でちろちろと舐められると佳菜子の下着の奥、メスの淫華からじわっと愛蜜があふれてくるのが自分でもわかった。

淡い水色のブラジャーをめくりあげられ、露出した乳首を悠がそっと指先で転がすように弄りながら、耳元で囁くようにもだえる佳菜子に言う。
「キレイなピンク色の乳首だね。色白だからかな。左の乳首はちょっと陥没して隠れてる。しゃぶりつきたいな」
右の乳房を揉みながら、左の乳首をちゅぷ
っと口に含み、悠は乳首を舐め転がした。
佳菜子が背中を弓なりに反らして、敏感な乳首への愛撫に、ビクッと反応した。
「はぁんっ、やだっ、おっぱいだけで、あああぁっ、悠クン、ひゃあぁあんっ!!!」
普段は物静かで、話さない悠といやらしいことをしながら興奮した声を囁く悠のみせたギャップに佳菜子も興奮していた。
乳房や乳首への前戯だけで、絶頂してしまうなんて佳菜子は本当にあるとは思ってなかったので、驚いていた。
上からかぶさるような姿勢から、隣に寝そべるような姿勢になった悠の腕の中で、佳菜子が恥ずかしさに目を閉じている。
悠より歳上で経験もあるはずの自分があっさりといかされてしまったのが、とても恥ずかしい。
佳菜子は自分のあからさまな欲望を暴かれ無防備な姿をさらしている。



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