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悪戯〜壊れる兄溺れる妹
官能リレー小説 - 近親相姦

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悪戯〜壊れる兄溺れる妹 4

最後に妹を泣かせたのはいつのことだっただろう。
梓は俺が意地悪して泣くと大抵親の所に言って言いつけた。
けど今の梓は胸が露になる半裸の状態でも両腕で目を押さえて泣いていた。
俺はたまらなくなり目を隠す腕を半ば強引に引っ張って引き起こすと梓の頭を胸に抱いた。
梓の震えが俺の身体に伝わる。夜這いして犯したのだから脅えて当然だろう。
胸に熱い物が広がる。大量の涙を流してるのだろう。
俺の両脇が強く引かれた。梓が俺の服を力任せに掴んでいた。
次第に嗚咽も震えも治まった。
「…梓」
俺が声をかけると梓は俺を突き飛ばすように押し離した。
顔は俯いていて怒っているのか悲しんでいるのか分からなかった。
これ以上どうしたらいいのか分からず俺は梓の部屋を出た。
俺と梓の兄妹の関係はその日を境に終わったと感じた。
翌日、朝食を食べようと食堂に行くと妹は既に起きて食事を指定が、両親は普通に「おはよう」と、挨拶するだけで、特に昨晩の事を口に出す事も無かった。しかし…梓は、俺が隣の席に座ると同時に…
「ごちそうさま」
と、言って食べた食器を台所へと持って行く。その間に俺と顔を見合わせはしなかった。
昨夜の事を謝ろうとしたが、結局言えずに時間だけが過ぎて行った。
梓にとって大切な初体験が、俺によって奪われたのはショックである事は間違いなかった。それを謝ろうとタイミングを見計らって見るが上手く言えず。お互いに距離が引き離されていくのを感じた。
そんなある日の事だった…
俺は、その日たまたま塾が早く終わり、自転車で家に帰る途中だった。ふと…何時もの道を走っていると、土手沿いに見覚えのあるランドセルを背負った少女に気付く。
「あれ…?梓のランドセル?」
俺は、自転車を止めて、よく見ると、梓が数人の男子高生と思われる人と一緒に居た。
「イヤです、ヤメテください!」
そう叫ぶ声が俺の耳にも聞こえた。
俺は急いで自転車を降りて、梓の方へと走って行く。
「梓ー!」
「お兄ちゃん!」
妹は、俺が来ると嬉しそうな表情をした。
俺は妹を背後に寄せる。
「なんだよテメエは?」
体格の大きい男子が近付いて来た。
「彼女の兄だけど、君達こそ妹に何の用なんだ?」
「遊んでやると言って居るのに、聞き分けが無くてな」
一緒にいた他の男子生徒がいう。
「変な遊びはお断りしますね。俺にとって妹は大切なものだから」
その言葉を聞いて、梓はトクンと胸を高鳴らせた。
「へ、正義の味方のつもりかい?生意気言ってんじゃねえよ!」
ボスッ!
男子生徒の1人がミゾオチに一撃を喰らわせて来た。
「ウグッ…カハ…」
俺は息が出来なくなり、その場に横たわる。
背丈の大きい男性が足蹴りで、一撃をして来た。
別の男性が、俺を立たせると顔面を殴る。
数人の男性の攻撃で俺はボロボロの状態になる。
「お願い、もうヤメテー!」
「へ、じゃあ…お兄ちゃんを助けて欲しいなら脱げよ」
「ヤメロ…梓、聞くな」
戸惑い涙を流す梓は、小声で「脱ぎます」と、一言呟く。
「ダメだ」
「お兄ちゃん、心配しないで」
彼女は涙を流しながら笑顔でいう。
「助けてくれて凄く嬉しかったよ」
彼女はランドセルを置いて、衣服を脱ぎ掛ける。
周囲でへへへ…と笑い声が聞こえる。
梓はミニスカートのジッパーを降ろした。フサ…とスカートが腰から落ちる。
「おお…」
周囲から嬉しそうな声が聞こえる。
「ヤメロー梓!」
俺が叫んだ瞬間だった。
「コラー、お前等そこで何をしている!」
声のする方へと見ると、自転車に乗った警察官の姿があった。それに気付いた男子生徒は一斉に逃げ出した。
警察官が来たと分かると、梓は急いでミニスカートを穿いた。
助かった…と、安堵した俺は、傷付いた顔に小さく柔らかい手が差し伸べられると、その手がギュッと抱き締めて柔らかく暖かい感触がする胸の中へと押し寄せた。
「ゴメンナサイ、ゴメンナサイ」
梓が何度も俺に謝る。
その日、病院で治療し、警察官に事情聴取したあと。両親と梓と一緒に俺は夜遅くに家に帰宅した。
男子生徒の暴行で少し体中が痛く、顔も腫れて中々寝付けなかった。
俺はトイレに行こうと起き上がった時だった。
部屋の灯りが付いて、ふとドアの方に目を向けると梓がパジャマ姿で立っていた。
「どうしたんだ?」
「…ないの」
モジモジしながら、彼女は何か呟く。
「ごめん、チョット用を済ませて来る」
俺は、トイレに行き、戻って来ると彼女は部屋の灯りを薄暗くして、俺のベッドの上に座り込んでいた。
「ねえ、一緒に寝ても良い?眠れないの…」
「ああ、別に良いけど」
俺は梓と一緒の布団で幼初期以来久しぶりに眠る事にした。
あの晩の出来事以来、俺は梓に手を出さないと心に誓った。ようやく取り戻した関係壊したく無いと決めた俺は、敢えて背中を向けて眠る。
俺が背中を向けて寝ていると、小さな妹の両手が俺の身体を抱き締めて来た。
「お兄ちゃん大好きだよ」
「え…?」
「どうして、あの日以来部屋に来てくれないの?ずっと待っていたのに…」
「俺は、お前を傷付けてしまって、怖かったんだ」
「違うわ、私がビックリしてお兄ちゃんを付き飛ばしちゃって…私の方こそ謝りたかったのよ。ごめんなさい」
俺は妹の言葉を聞くと顔を振り向いた。すると梓が唇を交わせてきた。柔らかく濃厚な口付けが二人の間で交わされる。

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