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父と息子
官能リレー小説 - 近親相姦

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父と息子 2

迅の直接的な物言いに刺激されたのか、涼は今にも泣き出しそうに瞳を潤ませた。

「なんだなんだ。恥ずかしがることは無いんだ。男だったら誰でも通る道なんだ。」
慌てた迅は、その口調を和らげ、命一杯に笑顔を作った。

「うん・・分かってる・・」
涼の声は微かに掠れていた。
それは涙ぐんだからだけではなく、変声期になっているのだと、迅は今さらにして気付いた。

「パンツを汚さない為にも、これからは自分で扱くんだぞ。やり方、知ってるか?」

「う・うん・・」

「学校で習ったのか?それとも友達に?」

「ううん・・前に父さんの見た・・」

「・・・・え"!?]

驚愕はしたものの、36の迅に覚えが無い訳もなかった。
それでも気を使い、涼が寝静まった時間を見計らって、行なっていた筈だった。
思いがけない涼の返答に、焦りの汗が脇から溢れ出る。

「前って・・いつだ?」
恐る恐る出た声は、微かに裏返っていた。

「前ってこともないか・・夕べだってやってたよね?」

(グゲェ!)
迅の体内に蛙を踏みつぶしたような声が轟き渡った。
確かに昨晩は気分がよかった。
コンペ物件を受注したことで、自分が誇らしくもあった。
翌日休みということもあって、酒が進んだ。
ファミマで買った、398円のワインは直ぐに空いた。
記憶が飛んだ・・

深夜に気が付いた時、ソファーで寝ていた。
覚えのある香りが鼻を突いた。
『ヤベッ!』
慌てて迅は半身に手を伸ばした。
案の定、丸々と晒したソコから、粘っとりとした液が指に絡み付いた。

扱いた記憶は無かった。
それでも36にもして、夢精という事も無いだろうと思えた。
無意識の中で握り込み、それをピストン運動させたに違いないと自分を納得させた。

迅は、酒を呑むと激しく記憶を無くす癖があった。
杯を重ねる内にその意識は飛び、翌日、仲間内から自分の行動、言動を聞かされる度に、顔に火が着く経験は今までに何度もしてきた。

現に、あの女とヤッタ時もそうだった。
翌朝目覚めると、クラブでナンパした女が横で寝ていた。
ヤッタ覚えは無かった・・
しかし、全裸で横たわる自分の姿を確認すると、それを認めない訳にもいかなかった。

女は迅の子を身籠った。
その当時、25だった迅は戸惑いはしたものの、田舎の病床の母に、早く孫の顔を見せたいという気持ちがそれに勝った。
堕すことを望む女を説得し、迅は数カ月後に父となった。

11年前、元気に産声を上げた男の子・・それが涼だった。


「見られちまったなら仕方ねーな…まあ、父さんも男だってことだ!」
迅は開き直り、諭すように言った。
息子と言えども男同士、見られたからには腹をくくるしか無かった。

「う…うん。」
涼は頬を紅潮させながら、長い睫毛を上下させ、潤んだ瞼で頷いて見せる。

ドキッ…(可愛い…)
丁度、少年から青年に変わる時期の、そのユニセックスな独特な魅力を、涼は惜し気も無く発していた。
あと半年もしたら、このツルツルの肌に髭が生え、骨格も成人男子の物へと変わってしまうのだろうと思うと、
この一瞬の時期だけの涼の輝きに、迅は愛しさを感じづにはいられなかった。

「父さんは女と…やらないの?」

…!…@@…!…

涼の直接的な物言いに、迅は固まった…

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